KOHARA BLOG

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▽(・■・)▽  小原克博 つれづれなるままに。 鮮度の高い、日々の経験をお伝えします。

新着記事

「宗教内部の対話が必要」(『キリスト新聞』8月6日)

 「宗教内部の対話が必要──小原克博氏「対話」をめぐるシンポで指摘」(『キリスト新聞』2011年8月6日)を追加しました。 話のポイントが的確に押さえられいる、よい取材記事だと思います。 私が最初に投げかけた批判「日本の宗教間対話はサロン的ではないか」という点が、最後まで論点の一つになったこともわか  ・・・  続きを読む

世界平和祈りの集い

 8月4日、比叡山延暦寺で「世界平和祈りの集い」が開催され、私も参加しました。 1986年10月、イタリアのアッシジに諸宗教の指導者が集まり、世界平和のために祈りを合わせ、翌年の1987年8月、その精神を継承して「比叡山宗教サミット」が開催されました。今年は、比叡山宗教サミット24周年ということに  ・・・  続きを読む

CISMOR Interview「ノルウェー連続テロ事件の背景を探る」

 このブログで、7月22日に起こったノルウェー連続テロ事件については、すでにいくつかの記事を記してきましたが(→7月24日記事等参照)、内藤先生と共に、この問題の背景を探る対談を行いました。この事件を「対岸の火事」としないためにも、背景の理解を深めていく必要があります。

CISMOR公開シンポジウム「激変する中東の深層を読む」

 7月30日、CISMOR公開シンポジウムが行われ、私も講演者の一人として話をしました。 プログラムの概要は下記の通りです。サミール先生に司会をしていただきました。 とても暑い日だったので、どれくらいの人が来るだろうかと思っていたのですが、用意していたプログラムが足りなくなるくらいの大入り満員となり  ・・・  続きを読む

K-GURS 院生発表会・交流会

 7月29日、京都・宗教系大学院連合(K-GURS)の院生発表会と交流会が大谷大学行われました。 発表のほとんどが仏教関係ですが、テーマが仏典の文献研究となると、さっぱり理解できず、それがかえって心地よかったです。たまに別世界をのぞいてみるのも、いいことです。 ただし、高い専門性を持つことと、それ  ・・・  続きを読む

近代日本における原理主義

 ノルウェーでのテロに関連して、キリスト教原理主義について、7月24日記事(「ノルウェー・テロ:キリスト教原理主義との関係?」)と7月27日記事(「右翼思想とキリスト教原理主義の関係──アメリカとヨーロッパの違い」)で記しましたが、この勢いにまかせて、今日は、近代日本における原理主義について簡単に記  ・・・  続きを読む

右翼思想とキリスト教原理主義の関係──アメリカとヨーロッパの違い

 7月24日記事(「ノルウェー・テロ:キリスト教原理主義との関係?」)に引き続き、ノルウェー・テロにおける課題を整理しておきたいと思います。原理主義に関する本や論文を書いている以上、私も「原理主義」(ファンダメンタリズム)についての専門家の端くれですから、今考えていることを明らかにしておくことは、私  ・・・  続きを読む

予告:CISMOR公開シンポジウム「激変する中東の深層を読む」(7/30)

 以下のように、今週末、CISMOR公開シンポジウムが予定されています。お近くの方、お越しください。 内藤先生、村田先生とも、話し上手なので(もちろん内容もしっかりしていますが)、きっと楽しんでいただけると思います。同志社大学一神教学際研究センター 公開シンポジウム「激変する中東の深層を読む」【日時  ・・・  続きを読む

ノルウェー・テロ:キリスト教原理主義との関係?

 7月22日、ノルウェーで起こった連続テロ事件の背景や容疑者の動機については、今後の調査を待つ必要がありますが、多くのニュースで言及されている、犯人が「キリスト教原理主義者」を名乗っている点について、少しばかり述べたいと思います。 まず、「キリスト教原理主義」の原義はアメリカの歴史的文脈において理解  ・・・  続きを読む

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