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龍谷教学会議 第51回大会 シンポジウム

 6月3日、龍谷大学で行われた標記シンポジウムにパネリストとして参加してきました。「龍谷教学会議」についてはうまく説明できませんが、本願寺における学問的探究心をもった人たちの集まりといった感じです。
 概要は以下のようになります。
 簡単なものですが、私の発表レジュメへのリンクはこちらになります。
 千葉大学の小林先生が集団的自衛権など具体的な問題から切り込んでくださり、仏教および浄土真宗と戦争・平和の関係を多角的に問う、よいシンポジウムとなりました。

(1)シンポジウムテーマ  平和をいかに考えるか
(2)シンポジウム内容
 今日、情報を大規模に送受信する手段が個人レベルにまで拡散したことにより、従来であれば知らずにいられたこと、たとえば人々が胸の内に抱えている憎悪や、異国で繰り広げられている大量殺戮といった、絶望的ともいえる現実が可視化され、私たちの前に突きつけられることとなった。もはや否応なく平和を考えなければならない時代を、私たちは生きているといえるだろう。
 しかし、悲惨な現実に動揺するあまり、個人的な感情や一面的な情報から構築された平和観に固執することは、かえって争いを生むことにもなる。平和を考える上では、個々が自身の価値観の壁を認識し、それをわずかでも超えようとする姿勢こそが求められているのではないだろうか。そうした問題意識に基づき、今回は、それぞれのご専門から平和を探求されている先生方の多様な知見に学ぶことで、私たち一人ひとりが自分自身の平和観を問い直す機縁としたい。
[パネリスト]
小林正弥(千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、政治哲学、公共哲学)
小原克博(同志社大学神学部教授、神学、宗教倫理学)
内藤昭文(本願寺派司教)
[司 会 者]
藤丸智雄(本願寺派総合研究所教団総合研究室室長、本願寺派助教)

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