長崎ゼミ旅行 2018
2月23-26日、ゼミ旅行で長崎に出かけました。
1日目は、26聖人殉教碑・資料館、大浦天主堂、稲佐山などを回りました。長崎市内はランタン・フェスティバルの真っ最中で、すごい人だかりでした。宿泊先は、恒例の長崎カトリックセンターです。
2日目は、フェリーで五島へ。到着した福江で、長年、五島に住むカトリックのおばあさん(参加学生のおばあちゃん)から、戦前の五島の大変だった生活の様子、五島のカトリック信徒、隠れキリシタンのことなど、興味深い話をたくさん聞くことができました。その後、レンターカーで井持浦教会、大瀬崎灯台などを回りました。この日は、春のような暖かい天候に恵まれ、大瀬崎灯台までの山道(1.2Km)を往復した後は、皆、汗びっしょりになりました。
その後、下五島の福江港から、上五島の郷ノ首港までフェリーで移動し、さらにバスで宿泊先の有川まで北上しました。五島は海の幸が格別でした。
3日目は、上五島にある頭ヶ島教会、青砂ヶ浦教会、米山教会などを回りました。あいにくの雨模様でしたが、いずれもユニークな教会でした。米山教会は五島の最北端の教会です。教会近くにはカトリック墓地が海を臨んで立っていました。このあたりのカトリック信徒たちは、いずれも長崎の外海(そとめ)から江戸初期の迫害を逃れて渡ってきた人たちの子孫です。昼は、五島うどんを食べました。夕方、長崎港に戻り、出島で食事をしました。
4日目(最終日)は朝6時からカトリックセンターの目の前にある大浦天主堂のミサに参加しました。その後、カトリックセンターで下窄(しもさこ)神父より、長崎とキリスト教、被差別部落の問題、永井隆をめぐる議論などについて話をうかがい、ディスカッションしました。その後、平和記念公園、原爆資料館、グラバー園などを訪ねました。
夜遅くに伊丹空港に帰着。今回のゼミ旅行での学びのクオリティは格別なものでした。普段ふれることのできない自然の大きさを感じ、また歴史に刻まれた様々な問題に立ち帰り、想像力をかき立てられました。