KOHARA BLOG

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韓国・春川へ

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 今、韓国にいます。春川(チュンチョン)で開催される北東アジア平和共存フォーラムにパネリストとして参加します。韓国・中国・日本から関係者が集まるようです。
 春川は冬のソナタのロケ地になったことで日本でも知られるようになりました。春川が位置する江原道は南北に分断されており、ここから平和共存を発信していきたいという主催者の意図もあるようです。

 春川市内に入る手前にナミ島があります。清平湖に浮かぶ島なのですが、一大観光地になっています。様々な工夫が随所に凝らされているのですが、観光客を引く一つの牽引力となっているのが、冬のソナタ。物語の感動的なシーンの多くが、この島で撮影されました。
 私自身も冬ソナにはまった一人なので、名シーンを思い出しながら、感慨深く島の中を歩くことができました。
 冬のソナタが日本でブームとなった際には、島にわたる船に乗りきれないほどの日本人観光客(ほとんどは女性)が、この島に押し寄せたそうです。
 ヨン様ブームの頃は日韓関係がどんどん改善していくような大きな期待感がありました。たちの悪い政治家のせいで隣国関係がこれ以上悪化しないことを望むばかりです。

 土曜日、フォーラム本番です。私を招いて下さった翰林大学校の尹載善(ユン・ジェソン)先生と8年ぶりに再会し、明日の打ち合わせをしました。尹先生は『韓国の軍隊―徴兵制は社会に何をもたらしているか』(中公新書)を書かれています。韓国社会の現実を知る名著の一つだと思います。



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