KOHARA BLOG

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Building Bridges Seminar ハードな一日終わる

 朝から夕方まで、ずっとディスカッションが続き、猛烈に疲れました。「対話」をテーマにしながらも、一方通行やモノローグでで終わる国際会議が多いことを考えれば、きわめて希有な体験をしていることは間違いないのですが、このハードスケジュールは半端ではありません。あと二日間続きます。
 休憩時間や昼食時のざっくばらんな歓談の中での情報交換も貴重です。Hartford Seminaryからの参加者から実情を聞くことができ、宗教国家アメリカといえども、多くの点で変化の中にあることを感じさせられました。
 今、アメリカでは多くの神学校が閉校を迫られるほどの宗教人口(特に青年層)の変化があります。Hartford Seminaryもかつてのような勢いはなく、いろいろな工夫をこらしてい、この変化に適応しようとしています。ムスリムとクリスチャンの対話プログラムや、ムスリム・チャプレンの養成などはその一つです。
 Hartford Seminaryでは学生総数の半分をムスリム学生が占めているそうです。ムスリム人口の増加にともなって、ムスリムの病院チャプレンや従軍チャプレンの受容は大きいらしく、卒業後の進路もしっかりしているようです。

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