エジプト出張(4)──アル・アズハル大学、アインシャムス大学訪問

2月22日、アル・アズハル大学とアインシャムス大学を訪問し、関係の先生たちと懇談の時を持ちました。
アル・アズハル大学は中東でもっとも古い伝統をもつ大学として知られていますが、言語関係の学部の先生たちと情報交換しました。最初に私が15分程度の話をし、その後、質疑応答をしながら、互いの関心事を確認し合いました。非常に積極的なやり取りができ、おそらく近い将来、何らかの協定を取り交わすことになると思います。
二つの大学を訪問した後、時間の余裕があったので、タハリール広場とその周辺を歩き、途中で、コシャリを食べました。
2年前、エジプトに来たときには、ムルシ政権の時代で、広場にはまだたくさんのテントがあり、あちこちでスピーチがなされ、近づきがたい緊迫感がありました。今は、広場はきれいに整えられ、かつて、ここに大群衆が集まったことが想像しがたいほどに平穏な雰囲気になっていました。この平穏さがエジプト人にとって、望んだ結果であったのかどうかはわかりませんが、治安や秩序が著しく回復されていることは間違いありません。
2011年の革命から、大きく揺れ動いたエジプト社会に関心を向けてきました。革命前の時代(ムバラク政権の時代)から何が変わったのか、見届けていきたいと思います。