トルコ出張(2)──ヤクシュ氏と夕食
TOBB Economics and Technology University でのワークショップのあと、ヤクシュ氏(トルコ元外相)が内藤先生と私を夕食に招いてくださいました。ヤクシュ氏は先日のGRM公開講演会で基調講演をされた方です。
外交官として40年間務め、外務大臣、EUとの交渉役、AKP(公正発展党、現在の政権与党)の設立メンバーの一人として多方面に活躍されてきた方だけに、何を聞いても、非常に的を射た答えが返ってきます。
トルコのEU加盟交渉熱は、このところ冷め切っているのですが、ヤクシュ氏によれば、トルコが人権等、さまざまなスタンダードを向上していくためには、EU加盟を目的とすることが必要なのだということでした。すごく納得しました。
先日の日本人人質事件についても、大変憤っておられました。また、ヨルダンのパイロットの殺害に触れ、キリスト教社会では人を焼き殺すことは歴史上何度もあったが、イスラーム社会では、本来あり得ないことだと、やはり憤っておられました。
40年に及ぶ外交官としての任地となった国々のことについても聞きました。赴任先で一番気に入った国(都市)はどこですか、と聞いたのですが、答えはカイロ。2週間後に私がカイロに行くことを話すと、カイロのことをたくさん話してくださいました。
今回、私たちがアンカラを安全に動けるよう公用車を手配してくれたのも、ヤクシュ氏でした。感謝。
外交官として40年間務め、外務大臣、EUとの交渉役、AKP(公正発展党、現在の政権与党)の設立メンバーの一人として多方面に活躍されてきた方だけに、何を聞いても、非常に的を射た答えが返ってきます。
トルコのEU加盟交渉熱は、このところ冷め切っているのですが、ヤクシュ氏によれば、トルコが人権等、さまざまなスタンダードを向上していくためには、EU加盟を目的とすることが必要なのだということでした。すごく納得しました。
先日の日本人人質事件についても、大変憤っておられました。また、ヨルダンのパイロットの殺害に触れ、キリスト教社会では人を焼き殺すことは歴史上何度もあったが、イスラーム社会では、本来あり得ないことだと、やはり憤っておられました。
40年に及ぶ外交官としての任地となった国々のことについても聞きました。赴任先で一番気に入った国(都市)はどこですか、と聞いたのですが、答えはカイロ。2週間後に私がカイロに行くことを話すと、カイロのことをたくさん話してくださいました。
今回、私たちがアンカラを安全に動けるよう公用車を手配してくれたのも、ヤクシュ氏でした。感謝。