CISMOR seminar を開催
4月2日、CISMOR seminar を開催し、香港キリスト教協議会のExecutive Secretary の Kim-Kwong Chan 先生に Christianity in China をテーマとした話をしていただきました。その後、Alan Hunter 先生(英・コベントリー大学教授)にコメントをいただき、活発なディスカッションを交わすことができました。
現代中国の変化を見る際に、経済的な側面が強調されがちですが、宗教、とりわけキリスト教が中国社会に及ぼしつつある影響力は看過できません。アメリカなどからは、しばしば、その宗教政策を批判される中国ですが、Chan 先生からの話から、各地域によって対応の違いはあるものの、キリスト教に関しては、おおむね寛大な政策がとられていることがわかりました。また、現代の中国では、キリスト教は「西洋的なもの」との強い結びつきの中で受容されており、それが多くの人を引きつける原因にもなっているようです。CISMOR Seminarは、大学院生や学内研究者を対象に行う小規模なセミナーとして、今後も継続していく予定です。言語は原則的に英語を用います。