宗教倫理学会 夏期研修会
8月21日と22日の二日間にかけて、関西大学セミナーハウス彦根荘(滋賀県彦根市)にて、恒例の宗教倫理学会 夏期研修会が行われました。
今回は内容を細かくお知らせする余裕がないのですが、以下のようなプログラムで研修会がなされました。
8月21日
森本俊司(朝日新聞社)による発題「3.11以降の社会と宗教」
島薗 進(東京大学)による発題「3.11後の社会と宗教の役割──科学技術依存からの脱却」
小田淑子(関西大学)による発題「日本的宗教土壌と宗教の社会参加」
総合討論1
8月22日
総合討論2
いずれ宗教倫理学会のウェブサイト上で、発表者の要旨を掲載する予定ですので、発表概要についてはそれをお待ちください。
宗教倫理学会は、学術大会までの半年、ほぼ毎月、研究会を行っています。今年は「3.11以降の社会と宗教」をテーマとしてきましたので(→2012年度研究プロジェクト)、夏期研修会もそのテーマにそって行われました。
普段の研究会では、ディスカッションに1時間程度の時間しか割くことができないのですが、夏期研修会では、しっかりと討議ができるので、その点での満足感は大きいです。結論めいたものが出るわけではありませんが、何が論点なのかが、議論の中で見えてきます。
一日目のプログラム終了後には、彦根荘の庭でバーベキューをしました。飲み食いしながら、学問的な歓談をするのも楽しいものです。
今回の発表者の一人、島薗先生は張り切りすぎたせいか、一日早く、前日の20日にすでに彦根入りされました。張り切りすぎたというのは冗談で、実は手帳への予定の記入を間違えられていたことが後でわかりました。彦根荘に到着したものの、鍵がかかって誰もいなかったことから、???となった次第です。立派な先生ですが、愛すべきキャラです(笑)。
彦根は久しぶりに行きましたが、以前と比べると町並みがきれいになっているようでした。ひこにゃん効果で観光客が増えたせいかもしれません。ゆるキャラの王者ひこにゃんの姿(人形・グッズなど)は、町のあちこちで見かけることができます。