KOHARA BLOG

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「未来は苦難の正視から」(朝日新聞)

 「未来は苦難の正視から」(「知遊自在」不条理を抱きしめて〜震災と哲学④、『朝日新聞』2012年3月26日、夕刊)を掲載しました。紙面全体が大きくて、手持ちのスキャナーではスキャンできませんでしたので、iPhoneで撮影した画像を使っています。画質はよくありませんが、PDFでは問題なく文章を読むことができます。
 私が取材を受けた部分は冒頭にあります。長時間の取材の中で話した内容のほんの一部ではありますが、不条理とどのように向き合うかという課題に対する一つの視点の提供にはなっていると思います。
 苦難の「意味」を問う出来事として原爆の問題を取り上げています。永井隆のように「神の摂理」を持ち出すことは諸刃の剣となること、また、不条理への問いとして「神義論」の伝統があることを述べています。
 3.11が投げかけた問題の全体像をしっかりと受け止めていくためには、まだまだ時間がかかりますが、自分なりに少しずつ課題を整理していきたいと考えています。

 あと、最近『京都新聞』に掲載された2月の国際シンポジウムの記事は下記ページにアップしています。

月別の記事一覧