2011 Dialogue: A Common Human Bond(2日目)
二日目の午前中、Encounter between Ecology and Eschatology というテーマで発表しました。午前中のセッション全体は倫理の問題をテーマにしており、私は環境問題への取り組みについて話すようにと主催者から言われていました。
しかし、司会者がなぜか昨日出された質問をとりあげたりしているうちに、どんどん横道にそれていき、倫理的課題についての議論をしっかりとすることはできませんでした。私に対しては、宗教教育の問題について質問が投げかけられるという具体で、なんだかちぐはぐな進行でしたが、これもまたMuslim World League らしいと思いました。
サミール先生が写真を撮ってくれているのですが、USBメモリーのアダプターを忘れたため、その写真は帰国後にアップしたいと思います。
今日はお昼休みが3時間もありましたので、会場の国立図書館からタクシーで30分程度のところにある国立故宮博物院に出かけてきました。中はすべて撮影禁止なので、どのようなものがあったのかは写真ではお見せできないのですが、歴代皇帝が収蔵した品々を中心に、中華文明の歴史をひもといていくような展示になっています。絵画、書画、経典、仏像、家具やその他のお宝が多数展示されており、中華文明のすごさがわかるようになっています。
4000年近く前の新石器時代の品々も細かな技巧が凝らされており、感心しました。ちなみに、新石器時代という時代区分は日本では縄文時代にあたります。
今日の夜は、台湾の外交部(Ministry of Foreign Affairs)主催の夕食に招待されました。場所は、外交部のゲストハウス。これは旧・台湾日本総督府で、それを改装して現在のゲストハウスにしたようです。当時の日本調の建築様式が残っており、かなり豪華なつくりになっています。
私の右側には元・大使が、左側には外交部の現職の職員が座り、彼らと中東情勢や台湾・日本の様子について楽しい会話を交わすことができました。