イスタンブール(第4日目)
昨日から、イスタンブールは寒波に見舞われ、今日も朝から、強い風と共に、みぞれが降っていました。
今日は、海外出張から戻られたファーティヒ大学の学長をホテルで迎えた他は、オフィシャルな行事はなかったため、近くを観光しました。
主要なものを写真により紹介したいと思います。ブルーモスク、アヤソフィア(ハギア・ソフィア)などを見るにつけ、イスタンブールが歴史の中心的舞台となってきたことを、あらためて感じさせられました。東ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の首都機能を担ってきた貫禄に圧倒されたという感じです。
キリスト教文明とイスラーム文明の衝突と融合の歴史も、イスタンブールほど雄弁に語ってくれる場所は他にないでしょう。
スルタン・アフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)。ミナレットが6本あるのが特徴的。
上記モスクの内部。美しいモザイクとステンドグラスに覆われている。
アヤソフィア
アヤソフィアの内部。もともと正教会の会堂として建築されたが、イスラームによる統治統治後、モスクとして利用されていた。1931年、漆喰の下にモザイク画が発見された。エルサレムの方向に向け造られた祭壇の中に、メッカの方向を示すミフラープが組み込まれている。エルサレムとメッカの方向は7度の違いがある。正教会の会堂からモスクに転用されたものは、だいたい同じような構造を持っている。
世界史の教科書にもよく出てくる、もっとも有名なモザイク画の一つ。
アヤソフィアの2階部分で。左から、西岡さん(国際課長)、村田先生、八田学長、小原、内藤先生、中田先生
地下宮殿。コンスタンティヌス大帝の頃に造られたと言われている地下貯水池。なぜか、ぱんぱんに太った魚が多数泳いでいる。
地下宮殿にあるメドゥーサ(2体ある)。ギリシア神話を異教として嫌ったキリスト教の考えにより、わざわざ上下逆さまにされているらしい。気の毒なメドゥーサ・・・