イスタンブール(第2日目)
12月9日、今日は丸一日、ファーテイヒ大学でクローズドな専門家会議を行いました。
Role of Interfaith Dialogue on Peace Building and Conflict Resolution というテーマのもと、4つのセッションを持ちました。いずれも、かなりレベルの高い議論が行われました。トルコ側は精鋭部隊を集めたのかもしれませんが、教授陣の質は一級品でした。
ファーテイヒ大学では、提供科目の8割は英語でなされているとのこと。ナショナリズムの強いトルコですら、このような形で国際化を進めているわけですから、日本の場合、かなりこの点では立ち後れていることがわかります。
ファーテイヒ大学の女性学生の半数以上は、スカーフをかぶっていました。ファーテイヒ大学は私立大学ですが、時期によっては、政府からスカーフの着用を禁じられたことがあったとのことでした。
国立大学では、憲法改正の国民投票が9月に可決されてから、スカーフの着用が可能になりました。建国以来の世俗主義(ライクリッキ)の見直しが徐々に進んでいます。
専門家会議の終了後、客人を迎えたいというイスタンブールの実業家の邸宅に一同招かれました。20人以上が行ったにもかかわらず、何の問題もなく全員が席に着くことのできるほどの大邸宅でした。そこでトルコの家庭料理をいただくことができました。
今日も、写真をつけておきたいと思います。