KOHARA BLOG

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同志社大学 今出川キャンパス工事中

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 先日、寒梅館の7階に行ったとき、今出川キャンパスの工事中の様子を一望することができました。右がその写真です。
 写真の右手奥にあるのが同志社礼拝堂。左手前にマーキングされているのは、遺跡の発掘調査のためでしょう。寒梅館から南側の一体は、かつて足利将軍家の邸宅があった「花の御所」として知られており、その周辺では、掘るといろいろと室町時代の貴重なものが見つかるようです。

 ということを考えていると、何ともタイムリーなことに、お宝発見の記事が目に飛び込んできました。

■ Asahi.com:足利義満創建の「鹿苑院」跡か 京都で遺構発見

 以下に冒頭部分を引用しておきます。

 室町幕府3代将軍・足利義満(1358~1408)が創建した「鹿苑院(ろくおんいん)」の遺構が、同志社大の今出川キャンパス(京都市上京区)で見つかった。建物は江戸時代の古地図に記されていたが、研究者は「存在が初めて裏付けられた」と説明する。同大が24日、発表した。
 同大によると、鹿苑院は大学に隣接する相国寺(しょうこくじ)の塔頭(たっちゅう)として、義満が1383(永徳3)年に創建した。義満の禅の修行場に使われ、当時の有力な禅寺「京都五山」(天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺)を統括する役割も担ったとされる。

 ちょうど、宗教学5「日本文化の中の宗教」で五山文化や花の御所について話したところだったので、授業を聞いていた学生さんたちは、この記事に興味津々のことだと思います。

 ちなみに、同志社大学は目下、キャンパス再編のため、いろいろと工事を行っています。今出川キャンパスの工事の様子は以下のページで報告されています。


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