Peace and Security in the Middle East: From Iran's Perspectives
11月26日、CISMOR主催の講演会 Peace and Security in the Middle East: From Iran's Perspectives を開催し、その後、研究会を行いました。
グローバルスタディーズ研究科の中西先生がコーディネートしてくださった企画で、イランから外交・安全保障関係の先生お二人をお招きしました。
今回は、時間をフルに使いたいという中西先生のご意向を尊重し、英語オンリーの講演会であったため、どれくらいの来場者があるか心配していたのですが、会場となった教室が適度にうまるくらいの人が集まりました。
イランの現政権のあり方を擁護するような形ではなく、きわめて客観的にイランの外交政策や安全保障を説明してくだり、多くの方が満足されたのではないかと思います。
イランの特質は、何と言っても、イラン・イスラーム革命以降、経済的な利益よりも国家イデオロギー(その本体はペルシア的伝統とイスラーム的アイデンティティ)を一貫して重視してきた点にあります。
研究会では、核開発の問題や、アフマドネジャド大統領の過激発言の外交政策上の位置づけなどを問う、きわどい質問も出されましたが、理路整然と答えられていました。イランのトップ・エリートの知性の高さを垣間見ることができました。
研究会終了後、カパドッキアというトルコ料理店(四条寺町上がる)に行き、ケバブをはじめとするトルコ料理に舌鼓を打ちました。寺町通りを歩いたのは数年ぶり。懐かしかったです。