マドリッドからの来客
目下、CIMOR が文部科学省から受けている「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の中間評価のための報告書作りのために忙殺されています。2008年度から2012年度までの5年間にわたる助成金を得ていますが、今年はその中間時期にあたるために中間評価を受けなければなりません。
中間評価が悪ければ、助成は打ち切られるという恐ろしい文言がありますので、あまりのんきにもしていられないわけです。それにしても、書類作りはしんどい・・・
そのような中、今日は、スペイン・マドリッドの Casa Arabe (INTERNATIONAL INSTITUTE FOR ARAB AND MUSLIM WORLD STUDIES) からの来客をお迎えしました。
この研究機関は、スペイン外務省の外郭団体のようですが、聞いてみると、かなり本格的にイスラム研究に取り組んでおり、アラブ世界のイスラームおよびヨーロッパにおけるイスラームに大きな関心を払っているようです。
今週土曜日、東京でスペイン政府のプログラムがあるようで、そのサポートのために来日されたのですが、わざわざ京都に立ち寄ってくださり、ありがい限りです。世界における CISMOR の知名度も少しずつ向上しているということでしょうか。
スペインは、一神教の歴史にとって重要な場所ですが(共存そして衝突の両面において)、これまで CISMOR はスペインとのコンタクトは持っていませんでした。その意味では、今後、研究領域を広げていく上で、今回の来訪はよいチャンスになりそうです。