雑誌 Pen 特集「キリスト教とは何か」
雑誌 Pen の最新号(2月15日発売)が「キリスト教とは何か」を特集しています。Pen は美術系の雑誌なのでキリスト教美術が中心なのですが、トップページには次のような説明があります。
美しさに目を奪われるとき、そこに理屈は不要だ。
ただ直截的に感じればいい。
しかし──より理解を深めることで、
本質が見えてくることもある。
ヨーロッパの都市を訪れた際に、多くの人が
美術館や教会に足を踏み入れるだろう。
そして、古い芸術作品を目にして、こう感じるはずだ。
「キリスト教のことをもっと知っていたら、
より楽しめるのに......」
今号のPenは、どんな本よりもやさしく、
キリスト教を解き明かします。
おさえておくべきエピソードや歴史に残る名場面も満載。
これを読めば、西洋絵画や教会建築が
もっと面白くなること間違いなし!の完全保存版です。
とまあ、「どんな本よりもやさしく、キリスト教を説き明かします」という具合に、自信に満ちた紹介文がありますが、その真偽を確かめる意味でも、一度、店頭で手にとっていただければと思います。
美術関係以外のキリスト教の説明部分を私が監修しています。
最初に拝見した原稿は、怖いもの知らずのような勢いがあり、どういう形で無難におさめたらよいか、けっこう悩みました。
途中で気づいたのは、学問的な本から、信仰者向けの本をかなりごちゃ混ぜに参考文献として使っているということでした。「一般読者にわかりやすいように書きたい」という編集者の意向を最大限尊重しながら、やり取りを重ね、ようやく最新号の発行に至ったという次第です。
私が担当した部分以外についてはまったく知りませんので、全体としてどのような雰囲気で仕上がっているのかは、今のところ、わかりません。キリスト教美術に対するよい入門書となっているはずですので、まずはご覧になってください。
■ Pen 最新号目次