ケベック
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ケベックはケベック州との混同を避けるために、ケベック・シティと呼ばれることもありますが、正式名称はケベックです。
フランスからの移民によって建設された街は、後にイギリス軍との戦いに敗れることによってイギリスの統治下に入りますが、今に至るまで、フランスの文化・伝統を色濃く残しています。
よく知られているように、ケベック州の公用語はフランス語です。
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ケベックの街全体が世界文化遺産に指定されていることからも察せられるように、古い町並みがよく保存されています。街を歩いていると、まるでヨーロッパの街角に立っているかのような錯覚にとらわれるほどです。
今住んでいるアメリカ西海岸では、まず見ることのできない光景なだけに、目に映る光景を非常に新鮮に感じ、また、昔住んでいたドイツを懐かしむような思いにとらわれました。
たくさんの写真を撮ったのですが、明日早朝にサンタ・バーバラに帰るため、きちんと整理する時間がありません。追って、写真をまとめてYouTubeにアップしたいと考えています。
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今回、あこがれの VIA 鉄道に乗って出かけることができたのも、よい思い出になりました。
私は列車での旅行が好きなのですが、VIA は鉄道フアンにはたまらない路線です。今回は、紅葉の季節がほぼ終わっていたため、その美しさを目にすることはできませんでしたが、快適な車中を楽しむことができました。帰りの便では奮発して、食事付きのビジネスクラスに乗車しました。
ケベックあるいはケベック州は、北米大陸の中ではきわめてユニークな場所であるとつくづく実感することができました。