「安息日──自由の起源」
「安息日──自由の起源」(『京都新聞』2009年8月10日、夕刊)を追加しました。
新聞の実物を手にすることができませんので、今回はテキストを貼り付けています。日曜日や休日、さらには「休むこと」の意味について考えたものです。
私がアメリカで過ごす1年間は、同志社大学での呼び名では「在外研究」と言いますが、英語圏では一般的に、サバティカル(sabbatical)と呼ばれているものです。このサバティカルの語源は、聖書のサバート(安息日)にあります。自分自身のサバティカルのことにまで言及しようと書き始めたのですが、字数が足りず、そこまでは書くことができませんでした。
しかし、普段の週末の休日や、長期の休みの意味について、ある程度、普段考えていることをまとめることができたように思います。
日本では「休む」ことを悪徳と考える傾向がまだ強いと思いますが、労働(勉強)と休むことのバランスについて考えることは、長い人生にとって、かなり大切なことではないでしょうか。