シカゴを発ちます
現在、現地時間で11月4日の0時を回ったところですが、数時間後には、シカゴのオヘア空港に向かい、帰国の途につきます。
今回のアメリカ宗教学会では、旧知の方々と再会できただけでなく、アメリカにおける宗教研究のレベルをある程度見極めることができたのは収穫でした。トップレベルの人たちが交わす緻密な論議には学ぶべきものが多くありました。同時に、まだこの程度の議論をしているのかと思うこともありました。いずれにせよ、国際社会の中で自分の研究レベルを検証するのは大事なことです。
ようやくjet lag(時差ぼけ)に慣れてきた頃に、しかも、大統領選挙の結果を見ずして帰国するのは残念なのですが、いずれ明らかになる選挙結果の分析などは、帰国後、じっくりと行いたいと思っています。既存の宗教勢力や、new votersと言われる若年層の投票行動が、選挙結果にどのような影響を与えるのかは興味深いところですが、これもふたを開けてみなければ、まだ何とも言えません。
アメリカの変化は世界にも変化を与えますので、引き続き、動向に注目していきたいと思います。