KOHARA BLOG

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CISMOR研究会

 今日はCISMORの研究会で、末木 文美士先生(東京大学大学院 人文社会系研究科教授)に「一神教と多神教――日本宗教の観点から」と題して発表をしていただきました。

 非常に幅広い話しであったため、質疑応答も、様々な角度から活発に行うことができました。

 ところで、「文美士」の正しい読み方、わかるでしょうか? 答えは「ふみひこ」。まず、こうは読めません。研究会のあとの懇親会で、この謎が解けました!

 山梨(だったと思う)で出生された末木先生のご両親は「文美彦」で名前を届け出たそうです。ところが、GHQが「彦」は、伝統的すぎる(猿田彦など)ということで却下、そして、彦と意味の近い「士」を使って「文美士」になったそうです。
 幼少時代の家は、GHQの目の前にあったとか。
 歴史的刻印を感じさせる命名で、一同、しきりに感心していました。「日本的なもの」に慎重に対応していた、そんな時代だったんですね。

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