しぶ~い尺八演奏
今日、同志社大学の邦楽部のLunchtiem Concertに行きました。三部構成の二番目のところで、私の大学院ゼミのアレック・ラメイさんが尺八ソロをするというので、これは絶対行かねばと思い、参加しました。
寒梅館のラウンジでやる演奏ははじめて聴いたのですが、リラックスした雰囲気の中で、音響も悪くはなく、邦楽曲が心にしみました。邦楽の現代曲などは、非常にアップテンポで、邦楽という感じがしないくらいに現代風にアレンジされています。しかし、箏、尺八、三味線の奏でる音楽は、普段聞き慣れた音楽とは違う独特な音色を作りだしています。いや~、邦楽、なかなかいいですね。
ラメイさんが演奏したのは、現代曲ではなく、尺八古典曲の「心月調」。これは、しぶい!!しぶすぎるくらいに古典調。楽譜で音が表現できないので、特別の師匠から学ぶしかないそうです。彼はカトリックなのですが、カトリック・マインドは日本の古典芸能の深みを理解できる感受性を持っているような気がします(プロテスタントと比べてという意味ですが)。
このしぶさ、わたしにはぐっと来ましたが、みなさんはいかがでしょうか。お聞きになってください。