近代日本における原理主義
ノルウェーでのテロに関連して、キリスト教原理主義について、7月24日記事(「ノルウェー・テロ:キリスト教原理主義との関係?」)と7月27日記事(「右翼思想とキリスト教原理主義の関係──アメリカとヨーロッパの違い」)で記しましたが、この勢いにまかせて、今日は、近代日本における原理主義について簡単に記 ・・・ 続きを読む
ノルウェーでのテロに関連して、キリスト教原理主義について、7月24日記事(「ノルウェー・テロ:キリスト教原理主義との関係?」)と7月27日記事(「右翼思想とキリスト教原理主義の関係──アメリカとヨーロッパの違い」)で記しましたが、この勢いにまかせて、今日は、近代日本における原理主義について簡単に記 ・・・ 続きを読む
7月24日記事(「ノルウェー・テロ:キリスト教原理主義との関係?」)に引き続き、ノルウェー・テロにおける課題を整理しておきたいと思います。原理主義に関する本や論文を書いている以上、私も「原理主義」(ファンダメンタリズム)についての専門家の端くれですから、今考えていることを明らかにしておくことは、私 ・・・ 続きを読む
7月22日、ノルウェーで起こった連続テロ事件の背景や容疑者の動機については、今後の調査を待つ必要がありますが、多くのニュースで言及されている、犯人が「キリスト教原理主義者」を名乗っている点について、少しばかり述べたいと思います。 まず、「キリスト教原理主義」の原義はアメリカの歴史的文脈において理解 ・・・ 続きを読む
朝日新聞(関西版)の8月17日夕刊に比叡山宗教サミットに関する比較的詳細な記事が掲載されましたので、紹介します。 ■asahi.com:世界宗教者平和の祈りの集いhttps://www.asahi.com/kansai/kokoro/OSK200708170034.html 私のコメントもちょこ ・・・ 続きを読む
今日は、CISMORの公開講演会「アパルトヘイト廃止後の南アフリカと原理主義」が行われました。講師は、ディビッド・チデスター氏(ケープタウン大学教授)。 南アフリカの事情については、日本ではほとんど知られていないだけに、アパルトヘイトの前後の変化について聞くことができたのは有意義でした。 私の関 ・・・ 続きを読む
昨日の続きですが、私が今関心を寄せていることの一つは福音派の多様性です。 リベラル派からは、しばしば一枚岩のように描かれがちな福音派ですが、実際には神学的にも政治的にも幅があり、それは今日いっそう流動化しているように思います。 たとえば、昨日の会田さんのデータによれば、中間選挙で福音派の7割が共和 ・・・ 続きを読む
PHP新書『原理主義から世界の動きが見える――キリスト教・イスラーム・ユダヤ教の真実と虚像』が発売になったようです。関心ある方は、お近くの書店、あるいはAmazonなどのオンライン書店でお買い求めください。 ■Amazon 『原理主義から世界の動きが見える』■PHP研究所 『原理主義から世界の動き ・・・ 続きを読む
コネチカット州立大学の Norton Mezvinsky 教授が同志社を訪ねてこられ、大学で1時間ばかり話しをした後、烏丸御池近くの新風館で一緒に食事をしました。参加メンバーは、森・手島・サミールの各先生とわたし。 サミール先生が東京外大で行われたシンポジウムでMezvinsky 先生と出会い、急 ・・・ 続きを読む
今日はCISMORの研究会がありました。Issam Mohamed氏に「スーダンにおける紛争――イスラームとキリスト教、原理主義をめぐって」をテーマとして話をしてもらいました。 また、彼の親友である武岡氏(名古屋大学名誉教授、農学博士)にはMohamed氏にまつわるエピソードや、スーダンの基礎情報 ・・・ 続きを読む