「デジタル教科書」を目指すコンソーシアムが発足したという記事を読みました。
デジタル教科書に必要な条件として「小学1年生が持ち運べるほど軽く、濡らしても、落としても壊れにくい」、「タッチパネル」、「8ポイントの文字がしっかり読めて、カラー動画と音楽が楽しめる」、「無線でインターネットにアクセスできる」など10項目があげられている。今後は、文部科学省や総務省など政府とも連携し、すべての小中学生がデジタル教科書を利用できる環境づくりを目指し、活動を続けていくとしている。
ということで小中学生がメインターゲットになっています。しかし、小学生がデジタル教科書で勉強すべきなのでしょうか。どんなに丈夫でも、小学生の手にかかればデジタル機器なんて、あっという間に使用不能になるでしょう。文部科学省は、高価なデジタル教科書を全学生に配給し、また修理もしてくれるのでしょうか。
小学生や中学生は、紙の教科書を落書きしたり、破いたりしながら勉強した方がよいと思うのですが・・・
本当にデジタル教科書を実現したいなら、大学や高校から実験的に始めるべきだと私は思います。アメリカの大学でも、Kindle などを使った紙資源節約のための実験的取り組みは始まっています。
上記記事で紹介されているコンソーシアムの意気込みは立派だと思うのですが、順序が逆のような気がしてなりません。