今日の学部ゼミに、グローバル・スタディーズ研究科の特別招聘客員教授のピエール・サネ先生をお呼びしました。サネ先生はセネガル生まれで、フランス、英国、カナダで教育を受けられた後、アムネスティー・インターナショナルとUNESCOで長く務めてこられ、今も、人権問題の最前線に立っておられます。
人権問題を解決するための手がかりとして、文化的多様性を切り口に話をされ、死刑制度廃止の必要性も強く訴えておられました。
学生たちも真剣にまなざしで耳を傾け、活発な質疑応答が行われました。
学生にとっては、とてもよい刺激になったと思います。英語で討論することの大切さ・難しさを経験しながら、国際社会の実情を垣間見るというのは、貴重な経験です。こうした感触をどのように持続させ、コミュニケーション能力の向上に結びつけていくかを思案しているところです。
写真の教室は、重要文化財のクラーク記念館2階にある教室です。いす・机の一つひとつに同志社マークが彫り込まれた最高級の調度品が備えられた、同志社の中ではもっともデラックスな教室の一つです。