8月11日〜14日、軽井沢の友愛山荘で、東日本ユースキャンプに参加してきました。このキャンプは、主として、教会の高校生のためのキャンプで、将来、同志社大学神学部で学びたいと思っている高校生なども対象にしています。
私は二つの主題講演を通して、参加した高校生の方々にできるだけ多く、考えるきっかけや知的刺激を与えることを心がけました。
4日間のプログラムは多岐にわたりますが、3日目にはバスで移動して、群馬県草津町にある国立療養所 栗生楽泉園を訪ねました。ここは、かつてハンセン病患者の隔離施設として用いられていました。
栗生楽泉園にある日本聖公会の聖慰主教会を訪ね、そこの信徒の方に楽泉園を案内してもらいました。広大な敷地には、かつて4000人を超える入所者がいました。
ハンセン病患者が強制収容・隔離された施設は全国に十数カ所ありますが、その中でも、この栗生楽泉園は最大規模のものだと思います。
単に「暗い過去」として捨て置くことのできない傷跡を見た思いがしました。