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私は二つの主題講演を通して、参加した高校生の方々にできるだけ多く、考えるきっかけや知的刺激を与えることを心がけました。
4日間のプログラムは多岐にわたりますが、3日目にはバスで移動して、群馬県草津町にある国立療養所 栗生楽泉園を訪ねました。ここは、かつてハンセン病患者の隔離施設として用いられていました。
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栗生楽泉園にある日本聖公会の聖慰主教会を訪ね、そこの信徒の方に楽泉園を案内してもらいました。広大な敷地には、かつて4000人を超える入所者がいました。
ハンセン病患者が強制収容・隔離された施設は全国に十数カ所ありますが、その中でも、この栗生楽泉園は最大規模のものだと思います。
単に「暗い過去」として捨て置くことのできない傷跡を見た思いがしました。