今日は、卒業論文と修士論文の提出締め切り日でした。
毎年のことですが、余裕を持って提出できる人もいれば、当日ぎりぎりに提出する人もおり、当日の深夜~朝方まで対応に追われることになります。
今年は、論文指導に新しい方法を導入しました。それは、論文草稿に対するコメントを録音し、音声ファイル(MP3)にして送ることです。メールでは、何となく書ききれないことでも、音声にすることによって、気持ちを込め、また、細部の指摘をすることができました。一回あたり、10分~15分程度の録音となりました。
実際に会ってコメントするのが最善なのですが、お互いにスケジュールを合わせるのは簡単ではありません。せっぱ詰まった段階では、音声ファイルでこちらの言いたいことを伝えるのは、なかなか効果的であることがわかりました。幸い、学生からの評判も上々でした。
卒論や修論の作成を通じて、学問することの醍醐味を味わってもらいたいと、いつも願っています。
神学部・神学研究科: 2006年12月アーカイブ
昨日の記事で紹介した、アメリカ人留学生による尺八演奏を聴きたい、というリクエストがありましたので、簡単な動画を掲載しておきます。デジカメによる動画なので、あまり画質はよくありませんが、微妙な首の振りに注目していただければと思います。
尺八演奏の横でギターを弾いているのは、神学部の関谷先生です。尺八の伴奏になっているのが、邪魔をしているのか、微妙なところですが、ギターの腕前はピカイチです。
この時期、毎年のことながら、やはり猛烈に忙しいです。(-.-)
卒論・修論のチェックが山のようにあり、同時に、自分自身の原稿も抱えているという有様で、その上、しっかりと会議や研究会が詰まっているという状況です。
そのような息苦しい日々の中で、昨晩は一息入れることができました。恒例の留学生クリスマス会がありました。
私が直接に指導している留学生たちとは日々話し合う機会がありますが、そうではない人たちとも、このような機会を通じて親交を深めることができます。
韓国人留学生が比較的多いのですが、昨晩は、男子学生たちから軍隊での経験を聞くこともできました。職業軍人として働いていた経験の持ち主もおり、彼は38度線で勤務していたので、リアルにその様子を語ってくれました。
昔は、軍隊での経験は口外してはならないことになっていたそうですが、今は、それが本になったり、映画になったりで、かつての秘密厳守の時代は過ぎ去りつつあるようです。ちなみに、ソウルには北朝鮮のスパイが1万人近くいるとか。こういう話を聞くと、南北の緊張がまだ現実に続いていることを感じさせられます。
左の写真は、アメリカからの留学生が尺八を吹いているところです。私は彼の指導教授なので、話をする機会は多いのですが、彼が吹く尺八を聞くのは初めてでした。
とてもうまくて驚きました。あらためて、変わったアメリカ人であることを認識しましたが、こういう才能および感性豊かな人には、そのユニークさを極めてほしいと思います。
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