小原On-Line

神学部・神学研究科: 2004年12月アーカイブ

 小原克博 On-Line「小原ゼミ@同志社大学 神学部」を新規に作成しました。
 小原ゼミの様子をビジュアルに紹介しています。まだコンテンツは少量ですが、今後、いろいろと充実していきたいと思っています。

■小原ゼミ@同志社大学 神学部
http://www.kohara.ac/seminar/

 昨日27日で、今年最後の授業を終えることができました。27日まで授業があるというのは、同志社の歴史の中でもはじめてのことでしょう。
 これもハッピーマンデーのせいなのですが、月曜日の授業日数を確保するためには、27日までやらざるを得ないのです。ただし、これは教員からも学生からもいたって不評で、再来年度からは、別の形で(たとえば月曜祝日にも授業をするとか)不足日数を補うようです。大学によって、工夫の仕方はいろいろありそうです。
 ただ、こんな年の瀬にもかかわらず、学生さんたちは、ちゃんと授業に出てきており、まじめだな~と思いました。普段より、少し少ない程度でした。
 授業が終わったとはいえ、やり残した仕事はいろいろあるので、冬休みもあっという間に終わりそうです(^_^;)

 クリスマス、おめでとうございます。

 学生たちの卒業論文・修士論文の提出も、無事終わり、また、自分自身の督促されていた原稿も何とか出して、ようやく一息入れることができました。

 クリスマスについては12月18日の『日本経済新聞』の記事でコメントしておきましたので、ご覧ください(→「日本のクリスマス」)。かなりアイディア提供しているのですが、引用はちょこっとされているだけです (^_^;)

 今日は、月曜代行日ということで授業があったのですが、普段とほとんど変わらない数の学生が来ており、少し驚きました。なかなか、まじめですね。
 この授業では、先々週から「終末論」を扱っており、そこで現代の終末論的感性の事例として、鬼束ちひろの「月光」を歌詞を見ながら教室で聴いてもらいました。毎回授業で授業内容に対するコメントを書いてもらっているのですが、今回、その8割くらいが「月光」に関する感想を書いており、インパクトの強さをうかがうことができました。

I am GOD’S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

突風に埋もれる足取り
倒れそうになるのを この鎖が 許さない

 (中略)

I am GOD’S CHILD
哀しい音は背中に爪痕を付けて
I can’t hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い
不愉快に冷たい壁とか
次はどれに弱さを許す?
おわりになど手を伸ばさないで
  貴方なら救い出して
わたしを 静寂から
時間は痛みを 加速させて行く (後略)

 「神の子」(GOD’S CHILD)という言葉が歌詞に入っているとはいえ、世のクリスマスの華やかさからは、ほど遠いほど深刻なメッセージが散りばめられています。授業では、歌詞を用いながら、終末思想が前提とする世界観について解説をしました。

 というわけで、鬼束フアンの一人として、鬼束ちひろのオフィシャル・サイトを紹介しておきます。コンテンツの充実は、これから、という感じのサイトですが。

■鬼束ちひろ
http://www.onitsuka-chihiro.com/

041221 今日は、1名30分ずつ、16名の論文指導を行いました。計8時間! 風邪でのどが痛いんですが、休める間もありません。(T_T) 前日の睡眠時間が3時間弱だったので、「サイボーグ」の異名を取るわたしも、さすがに夕方には、バテてきました。夕方からは、さらに会議という、すばらしい一日でした。
 ただ、しぶとく、直前滑り込み集中指導を繰り返してきたせいか、卒業論文、修士論文とも、かなりまともな姿になってきたように思います。書く方も、指導する方も、ある程度、満足できる領域に達しつつあります。
 死なないようにと、栄養ドリンクを差し入れてくれる心優しい学生もいます。また、年配の女性などは、上の写真のように、ロイヤルゼリー持参で研究室に来てくださいました。さすがに気が利きます。
 こういうのって初めてだったのですが、恐る恐る飲んでみました。かなり、マズイ! エスカップの方がはるかにおいしいです。でも、「良薬口に苦し」を信じ、あと一晩、明日の午前中までは体力を持続させ、学生たちのフィニッシュを見届けたいと思っています。

041220 今年の卒論・修論の締め切り日は12月22日。先週くらいから、学生たちが藁(わら)をもつかむような勢いで、直前滑り込みの論文をどんどんと持ち込んできています。わたしは藁のような存在なので、ぶくぶくと沈みかけています。睡眠時間を削って、どっさりとある論文を読んできたのですが、ついに土曜日、風邪のせいもあって、ぶっ倒れてしまいました。
 毎年、この時期、一度は倒れますね。年中行事の一つとして、ありがたく受けとめることにしています。(^_^;)
 上のイラストは、昨年度の卒業生が書いてくれたものです。確かに、このイラストの通りです。残された時間を、何とか最大限生かして、少しでもましな論文にしてもらいたいものです。
 命を削って、論文指導にあたっているわたしは教育者の鏡ですね(←と誰も言ってくれないので、自分で言っています(^_^;))。

 同志社大学 神学部・神学研究科のウェブサイトを一部リニューアルしました。来年度、全面的なリニューアルを予定しているのですが、今年度は、その準備段階として、枠組みを整理し直しました。
 大きな変更点は次の2点です。

1)トップページを日本語・英語のセレクト・ページにしたこと
 これは、今後、英語のページを充実させていきたいという意気込みを表しています。今は、まだお粗末ですが、いずれは海外の研究者・学生たちが見ても、十分に満足してもらえるよう、コンテンツの強化を図りたいと思っています。

2)「神学部」「大学院神学研究科」「一神教学際研究センター」の三位一体構造を明確にしたこと
 これまで、大学院は学部の「つけたし」のような感じでしたが(少なくともウェブサイト上では)、今後、大学院には独立した存在感を感じさせるようなコンテンツを準備していきたいと思っています。
 21世紀COEプログラムとの関係で言えば、「大学院 神学研究科」は世界最高水準の教育・研究機関となるよう求められていますので、そういう片鱗を感じさせるようなコンテンツを将来的には作っていきたいと考えています。

■同志社大学 神学部・神学研究科
http://theology.doshisha.ac.jp/

041214 今晩は留学生クリスマス会でした。木屋町の焼き肉屋「弘」に行きました。
 留学生のほとんどは韓国人で、一人はモンゴル人です。留学生は、みな熱心かつ優秀なので、日本の学生たちにもよい刺激になっています。
 ゼミで韓国の事情などを発表してもらうこともあり、わたしにとっても、彼ら・彼女らの存在は大きな刺激となっています。
 日本の焼き肉もいいですが、韓国で食べるプルコギの味はまた格別。お肉の他にも、いろいろな小皿が次から次へと出てくるのが、韓国の焼き肉屋さんの特徴です。
 ただ、韓国人の留学生に言わせると、お肉は日本の方がおいしいとのこと。韓国のお肉は、アメリカ産が多いのだそうです。

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