2月26日、石田訓夫先生を講師として「中東関係のはじまり──英国委任統治パレスチナと日本」というタイトルのCISMOR公開講演会を開催しました。
中東関係というタイトルを見ると、どうしても、現在、中東で起きている抗議運動を連想してしまいがちですが、この講演では現代ではなく、現在の中東関係を規定した、その初期の頃の事情が、日本の関わりも含めて、論じられました。
英国がパレスチナ問題に決定的な役割を果たしたことはよく知られていますが、その時代における日本外交については、この講演で多くのことを学ぶことができました。
講師の石田先生は、外務省における長年の経験を踏まえながら、講演後の質疑応答にも丁寧に答えてくださり、満足度の高い講演会となりました。
この後、場所を移し、研究会を行い、多数参加してくださった大学院生の方たちからも積極的な質問がなされ、さらに議論を深めることができました。
講演のメモをつけておきますので、関心のある方はご覧ください。多少不正確な記述があるかもしれませんが、その点は、メモということであらかじめご理解ください。