CISMOR: 2010年12月アーカイブ
12月10日、ファーティヒ大学で同志社との学術交流協定との調印式と、引き続き、公開講演会が行われました。
調印式は同志社大学の八田学長がやるはずだったのですが、なんと悪天候のため飛行機の到着が大幅に遅れ、私が代わりに調印式とスピーチの代読をすることになりました。
上の写真は、調印後にファーティヒ大学の副学長と握手を交わしているところです。
その後、二人のファーティヒ大学の先生が講演をし、それに続いて私が話をしました。
三人のスピーカーが話した後、フロアーからの質疑応答を受けましたが、予想通り、すべての質問は私に集中しました。日本の経済成長と宗教は関係があるのか、など、なかなか答えにくい質問もありました。
二日間にわたるファーティヒ大学でのプログラムは夕方早くに終了し、お世話になった先生方にお別れをした後、トルコ総領事館公邸に向かいました。夕方は交通渋滞がひどく、到着までかなりの時間がかかりました。公邸において、遅れた便でようやく到着した八田学長や村田先生と合流しました。
公邸はさすがに広い! おいしい日本料理をいただきました。ちなみに、シェフは日本料理を専門とするタイ人とのことでした。
すべてが終わってホテルに到着すると10時を回っていました。昨日に続き、今日も長い一日でした。
12月9日、今日は丸一日、ファーテイヒ大学でクローズドな専門家会議を行いました。
Role of Interfaith Dialogue on Peace Building and Conflict Resolution というテーマのもと、4つのセッションを持ちました。いずれも、かなりレベルの高い議論が行われました。トルコ側は精鋭部隊を集めたのかもしれませんが、教授陣の質は一級品でした。
ファーテイヒ大学では、提供科目の8割は英語でなされているとのこと。ナショナリズムの強いトルコですら、このような形で国際化を進めているわけですから、日本の場合、かなりこの点では立ち後れていることがわかります。
ファーテイヒ大学の女性学生の半数以上は、スカーフをかぶっていました。ファーテイヒ大学は私立大学ですが、時期によっては、政府からスカーフの着用を禁じられたことがあったとのことでした。
国立大学では、憲法改正の国民投票が9月に可決されてから、スカーフの着用が可能になりました。建国以来の世俗主義(ライクリッキ)の見直しが徐々に進んでいます。
専門家会議の終了後、客人を迎えたいというイスタンブールの実業家の邸宅に一同招かれました。20人以上が行ったにもかかわらず、何の問題もなく全員が席に着くことのできるほどの大邸宅でした。そこでトルコの家庭料理をいただくことができました。
今日も、写真をつけておきたいと思います。
イスタンブール(第2日目)の続きを読む
師走に入って、多忙に加速がかかる中、12月7日(火)午前中の授業を終えてから、トルコのイスタンブールに向かいます。ファーティヒ大学(Fatih University)とのジョイント・プログラム Role of Interfaith Dialogue on Peace Building and Conflict Resolution に参加し、私はその中で公開講演の一つを担当することになっています。
先日、参加者紹介を含むプログラムが送られてきましたので、参考まで下につけておきます。同志社からは、私のほか、八田学長、法学部の村田先生、グローバルスタディーズ研究科の内藤先生、中西先生、小山田先生らが出席します。学長がファーティヒ大学との学術交流協定の調印を行うことになっています。
出発まで、授業がつまっているだけでなく、締め切り原稿もかかえており、悲しいかな、飛行機の中で原稿を書くことになりそうな状況です(泣)。
CISMOR VOICE は、CISMORの活動内容を伝えるニューズレターですが、最近、ようやくバックナンバーをアップすることができました。
■CISMOR VOICE
一番上のある最新号 Vol.12 の巻頭に私の挨拶文が載っています。その他、最近のCISMORの様子などもわかるようになっていますので、関心ある方はご覧になってください。各号はPDFファイルとしてアップされています。
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