小原On-Line

同志社大学: 2007年4月アーカイブ

 「建学の精神とキリスト教」の人数を予告され、心構えはしていたつもりだったのですが、1000人近い人数があふれかえる教室の雰囲気には圧倒されました。
 1000人の収容できる教室なのですが、実際には座れない(or 座らない)人が続出しました。
 教室変更をしたせいもあって、授業開始後も、ぞろぞろと列をなして履修者が入ってきて、結局、授業を開始したのは10分くらい経過してからでした。

 これだけの人数がいると、おしゃべりの騒々しさも半端ではありません。私語を注意すると、一時的にトーンダウンするのですが、5分もするとまた元に戻ってしまいます。
 一人ひとりは、よき学生であると思うのですが、集団になってしまうと、私語を押さえることがなかなか難しいようです。

 しかし、このままでは、本当にやる気のある学生に迷惑をかけることになりかねません。もう少しはっきり言えば、度を超した私語は、やる気のある履修者の「学ぶ権利」を侵害していることになります。
 具体的な対策として、当初成績評価の40%の割り当てを予定してた「出席点」をゼロにすることにしました。出席はとらないので、本当に学びたい人だけ来てください、ということです。
 このことを説明すると、え~っ!という声も聞こえましたが、「学ぶ権利」を守るためには、これくらいのことをしなければ現状は変わらないでしょう。
 教室の後ろの方(教壇からははるか彼方ですが)は、もはや別世界でした。

 出席をとらない宣言をしたので、来週の人数は激減するだろうと予想しています。どうなることやら・・・

070409 いよいよ待ちに待った(?!)授業が始まりました。同志社礼拝堂前の桜が美しく咲いていましたので撮影しました。

 月曜日は三つの授業が連続でありますので、いきなりトップギアで走るような感じです。
 その内の一つ「宗教学6」は例年70名程度だったのですが、なぜか今年は300名ほどの登録者があり、最初から教室変更したり、配付資料が不足したりで、てんやわんやでした。
 300名はなかなか多いです。それでも今出川に来ている学生(主として3回生以上)は、さすがに大人で、私語は(今のところ)ほとんど気になりません。

 私が今もっとも気をもんでいるのは、1・2年生が中心となる京田辺キャンパスの科目です。
 今日、言葉を失うような数字を聞きました。私が担当する同志社科目の一つ「建学の精神とキリスト教」の登録者数は、933名だそうです。
 いったい、どうやって出席をとったり、静かにさせたりできるのか、悩みは尽きません。どうなるんでしょうね・・・ (^_^;)

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