日本基督教学会で発表した「信仰の土着化とナショナリズムの相関関係」はいずれ論文としてきちんとまとめたいと思っていますが、同時に、エッセンスをわかりやすく話して、KOHARA Podcasts で配信しようかと考えています。
ふと思いついたばかりなので、すぐに取りかかれるかどうかわかりませんが、自分の言いたいことを平易な言葉でわかりやすく伝達するというのは、今日の学問的営為にとって大事な仕事であると思っています。これは学問的な正確さと両立できる課題のはずです。
今晩は、旧知の仲のシュペネマン先生に誘われて、京都を訪ねているチュービンゲン大学のクッシェル教授と会食しました。場所は、同志社大学のはす向かいの「千成」というお店。
クッシェル教授はカトリック神学者です。カトリック神学者と話す場合には、ちょっと気を遣います。というのも、非常に保守的であった場合、私のリベラルな発言がいたずらに刺激を与える場合があるからです。
しかし、このクッシェル教授の場合、まったくその心配はありませんでした。驚くほどリベラルで、しかも、ユダヤ教・キリスト教・イスラームの対話を専門としているとのことで、猛烈に話がはずみました。
クッシェル教授については下記ページにプロフィールがあります。
聞けば、ハンス・キュンクの後任とのこと。なるほど、リベラルな理由がわかりました。
宗教間対話に関心があるとのことだったので、CISMORやK-GURSのことを紹介しました。
かなりの大物であり、また関心領域がかなり近いにもかかわらず、これまでクッシェル教授の著作を手に取ることがなかったので、これから読んでみたいと思っています。