尹載善(ユン・ジェソン)先生と昼食を共にし、歓談しました(同志社の寒梅館 Second House Will で)。
1年ほど、京大法学部の客員教授などを務めておられましたが、9月末に帰国されます。
尹先生は、私のことを知人から聞いたらしく、昨年の日韓神学フォーラムの際に初めてお会いしました。
尹先生の専門は地方政治なのですが、韓国で神学校を卒業した牧師でもあります。そして従軍経験もあり、その経験に基づいて書かれているのが次の本です。
尹載善『韓国の軍隊――徴兵制は社会に何をもたらしているのか』中公新書、2004年。
かなりおもしろい本です。軍隊のことなので、最初、堅い本かなと思うかもしれません。しかし、抱腹絶倒のエピソードが散りばめられており、楽しみながら、韓国の軍隊の仕組みを知ることができます。おすすめです。
この本を書いた動機は、東アジアでどのようにしたら平和を作ることができるか、日本人にも軍隊の実態を知ってもらいたい、という点にあります。
今日の話しの中では、憲法9条を絶対に守る必要があること、それによってこそ、日本は最大の国際貢献ができること、9条はいかなる兵器よりも強力であることを熱く語っておられました。
具体的に今後、日韓の間でどのようなことができるだろうか、ということを話し合いました。頼もしい友人です。