今学期、Mayfair Yang 教授の Sovereignty & Governmentality: Religious Dimensions というテーマのゼミに出席しています。Yang 先生は中国宗教の専門家ですが、このゼミでは、フーコー、アガンベン等、西洋の思想家をたっぷりと扱っています。西洋の巨人たちの思想を、中国の視点を交えながら議論していく、バランスの良さが心地よいです。
毎週、かなりのリーディング・アサインメントがありますので、ちょっとさぼっていると読み切れないほどです。しかし、学生たちはきちんと読んできているようなので、毎回、感心させられます。難解な、しかも大量の文献に向き合う姿勢は、日本の学生にもぜひ見習って欲しいなと思います。日本でアメリカ流の授業をすると、教師はきっと嫌われると思いますが・・・
参考まで、以下に授業概要を貼り付けておきます。