小原On-Line

旅行・地域: 2010年12月アーカイブ

 イスタンブールから無事、帰国しました。
 今回は、トルコの専門家の内藤正典先生が企画・アテンドしてくださったおかげで、学ぶところの多い海外出張となりました。私が何を聞いても、即座に的確な答えが返ってきます。さすがに専門家は違います。

 12月10日にあったファーティヒ大学での公開講演会の様子が、トルコのテレビで放送されました。私もところどころで出ています。トルコ語なので説明はわかりませんが。中田先生も出ています。どのシーンでも Twitter している姿は感涙ものです(笑)。

 今日は村田先生と2人で行動しました。グランドバザールに行き、その後、村田先生の強い要望により、トルコ風呂(Turkish Bath)に行きました。その後はガラタ塔へ。
 以下に写真をつけます。
 12月12日、午前中、旧市街の西にあるカーリエ博物館(コーラ修道院として建築され、後にイスラーム寺院として使用される)に行き、見事なまでに再現されたモザイク画に目を見張りました。その後、トプカプ宮殿で、当時のスルタンたちの栄華やオスマン朝の巨大な力を垣間見ることになりました。
 午後は、エジプシャン・バザールを歩き、おみやげを少し買いました。
 以下に写真をつけます。

 昨日から、イスタンブールは寒波に見舞われ、今日も朝から、強い風と共に、みぞれが降っていました。
 今日は、海外出張から戻られたファーティヒ大学の学長をホテルで迎えた他は、オフィシャルな行事はなかったため、近くを観光しました。
 主要なものを写真により紹介したいと思います。ブルーモスク、アヤソフィア(ハギア・ソフィア)などを見るにつけ、イスタンブールが歴史の中心的舞台となってきたことを、あらためて感じさせられました。東ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国の首都機能を担ってきた貫禄に圧倒されたという感じです。
 キリスト教文明とイスラーム文明の衝突と融合の歴史も、イスタンブールほど雄弁に語ってくれる場所は他にないでしょう。

 12月10日、ファーティヒ大学で同志社との学術交流協定との調印式と、引き続き、公開講演会が行われました。
 調印式は同志社大学の八田学長がやるはずだったのですが、なんと悪天候のため飛行機の到着が大幅に遅れ、私が代わりに調印式とスピーチの代読をすることになりました。

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 上の写真は、調印後にファーティヒ大学の副学長と握手を交わしているところです。

 その後、二人のファーティヒ大学の先生が講演をし、それに続いて私が話をしました。

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  三人のスピーカーが話した後、フロアーからの質疑応答を受けましたが、予想通り、すべての質問は私に集中しました。日本の経済成長と宗教は関係があるのか、など、なかなか答えにくい質問もありました。

 二日間にわたるファーティヒ大学でのプログラムは夕方早くに終了し、お世話になった先生方にお別れをした後、トルコ総領事館公邸に向かいました。夕方は交通渋滞がひどく、到着までかなりの時間がかかりました。公邸において、遅れた便でようやく到着した八田学長や村田先生と合流しました。
 公邸はさすがに広い! おいしい日本料理をいただきました。ちなみに、シェフは日本料理を専門とするタイ人とのことでした。
 すべてが終わってホテルに到着すると10時を回っていました。昨日に続き、今日も長い一日でした。

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 12月9日、今日は丸一日、ファーテイヒ大学でクローズドな専門家会議を行いました。
 Role of Interfaith Dialogue on Peace Building and Conflict Resolution というテーマのもと、4つのセッションを持ちました。いずれも、かなりレベルの高い議論が行われました。トルコ側は精鋭部隊を集めたのかもしれませんが、教授陣の質は一級品でした。
 ファーテイヒ大学では、提供科目の8割は英語でなされているとのこと。ナショナリズムの強いトルコですら、このような形で国際化を進めているわけですから、日本の場合、かなりこの点では立ち後れていることがわかります。
 ファーテイヒ大学の女性学生の半数以上は、スカーフをかぶっていました。ファーテイヒ大学は私立大学ですが、時期によっては、政府からスカーフの着用を禁じられたことがあったとのことでした。
 国立大学では、憲法改正の国民投票が9月に可決されてから、スカーフの着用が可能になりました。建国以来の世俗主義(ライクリッキ)の見直しが徐々に進んでいます。
 専門家会議の終了後、客人を迎えたいというイスタンブールの実業家の邸宅に一同招かれました。20人以上が行ったにもかかわらず、何の問題もなく全員が席に着くことのできるほどの大邸宅でした。そこでトルコの家庭料理をいただくことができました。
 今日も、写真をつけておきたいと思います。

 13時間のフライトの後、無事、イスタンブールに到着しました。
 宿泊するホテルは、トプカプ宮殿などの観光名所のすぐ近くにあり、ボスポラス海峡によって分けられているイスタンブールのヨーロッパ側に位置しています。観光名所の訪問は後日予定されているらしいので、今日は空き時間を利用して、イスタンブール新市街やアジア側を訪ねました。
 イスタンブールに詳しいトルコ人のイディリスさん(京大研究員)が案内役をしてくださいましたので、ずいぶん助かりました。
 取り急ぎ、イスタンブールの様子を伝えるいくつかの写真をアップしておきたいと思います。

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