韓国旅行の2日目午前中にはヨンセイ大学を訪問しました。
右の写真は、ユン・ドンジュの詩碑です。彼は1945年2月16日に、福岡刑務所で獄死しています。ちょうど没後61周年の時期であり、詩碑の前にはたくさんの花束が捧げられていました。
見えにくいですが、詩碑の上の黒い石版にはハングルで彼の詩が記されています。同志社の詩碑(関連記事→2005.02.13、2006.01.12)と同様、有名な「序詩」が記されています(詩碑の大きさは、ヨンセイの方が同志社よりはるかに大きいです)。
死ぬ日まで 天を仰ぎ
一点の恥ずることなきを、
葉あいを 縫いそよぐ風にも
わたしは 心痛めた。
星を うたう心で
すべて 死にゆくものたちを愛しまねば
そして わたしに与えられた道を
歩みゆかねば。今宵も 星が 風に ―― むせび泣く。
1941.11.20
この詩が書かれたのは65年近く前。ちなみに、日付は11月20日と、おぼえやすいです(わたしの誕生日(^_^;))。
この詩に謳われているような、鮮烈で瑞々しい感性を持ち続けたいと思います。