小原On-Line

旅行・地域: 2004年3月アーカイブ

040317a

 大雪のため、ボストンからの全便が欠航になりました。この時点で、卒業式に間に合うように帰れるのだろうか、とかなり焦っていたのですが、心配しても、飛ばないものは、どうしようもありません。
 せっかくの一日を少しでも有意義に過ごそうと、電車に乗ってセーラムを訪ねました。セーラムはボストンから北に電車で30分ほどいったところにある町で、「魔女狩り」で歴史に名を残している町です。
 上の写真は「魔女博物館」の展示物の一つです。よ~く見ると、なかなか考えさせられます。

FEAR + TRIGGER = SCAPEGOTE

GOD/DIVIL + DR.GRIGGS = 150 ACCUSED TOWN CITIZENS
JAPAN + PEARL HARBOR = JAPANESE AMERICANS
HUAC/JOE MACCARTHY = BLACK LISTED CITIZENS
INFECTION + AIDS = GAY COMMUNITY

 「恐怖」と「きっかけ」が「スケープゴート」(いけにえ、犠牲者)を生み出す、という図式が記されています。
 セーラムでの魔女狩りは歴史的には最後の魔女狩りとして知られているのですが、魔女狩りがなくなっても、不安定な社会状況の中でスケープゴートを求めようとする人間の心理傾向は、形を変えて現れ続けている、ということを言いたいのでしょう。大事な教訓であると思いました。

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 これは、『緋文字』で有名なホーソンの生家や、歴史的な資料を展示しているHouse of the Seven Gables の前で撮った写真です。いかに雪がたくさん降ったかがわかると思います。これも、なかなかよかったです。

 セーラムからボストンに戻ってから、明日のフライトは大丈夫だろうかと心配しながら、こてっと一寝入りして、目を覚まして持参していたノート・パソコンを使おうとすると、何と電源が入らない。が~ん!という感じでした。肝心なときに、こういうトラブルは起こるものですね。いまだに、うんともすんとも言わず、かなりショック・・・ (T_T)

 予定より大幅に遅れ手ながらも、何とか帰国しました。卒業式当日の朝に京都に到着する、という、最悪の事態の一歩手前のような感じでした。くたくたに疲れましたが、ともかく、卒業式に間に合って、ほっと一安心。
 突然の雪と、飛行機の油圧系統のトラブルが重なって、予定より大幅に遅れることになりました。

 当初の予定では、次のような経路で木曜日には帰国するはずでした。
ボストン→デトロイト→関空

 それが大雪のため、出発予定日の飛行機は全便キャンセルの上、かなり航路の変更を余儀なくさせられました。
(大雪のため延泊)ボストン→ミネアポリス(機体のトラブル)→アンカレッジ→成田(終電に乗車)→東京(金曜日深夜到着)→京都(土曜日早朝、のぞみ始発乗車)→同志社大学(卒業式)→謝恩会

という気の遠~~くなりそうな帰路でした。(T_T)

 しかし、卒業式に間に合ったおかげで、卒業生たちの進路を確かめつつ、また、謝恩会では、別れを惜しみつつ、有意義な会話の時を持つことができました。

 しばらく、更新できなかったため、取り急ぎの帰国報告をさせていただきました。
 また後日、ボストンのことを少し振り返りたいと思います。

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Trinity Church
Freedom Trailの最初にある教会。高層ビルの谷間に荘厳な教会がいくつもあります。

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Massachusetts State House
建国の歴史がつまっている場所。アメリカ建国の理念を学ぶことができました。

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JFK Library
ケネディの偉大さを再認識させられた、すばらしいライブラリーでした。

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Harvard University
門の向こうの教会には "Support Marriage Equality - We Do!" の文字が。同性婚サポートのメッセージです。


 あれこれしている内に、あっという間に時間がたって、きちんとBLOGに記すことができませんでした。とりあえず、昨日同様、写真のみアップしておきます。別の写真も多数ありますが、それらは帰国後、フォトアルバムの形でお見せできればと考えています。

 一つだけ、感動の(?)エピソードを。
 このBLOGをボストン大学博士課程在籍のMMさん(同志社大学神学研究科修了)が偶然にもチェックしており、ボストンでメールのやりとりをして、ハーバード大学でのビジネスをすませた後、久しぶりの再会を果たすことができました。
 普段は何の役にも立たないKOHARA BLOGですが、今回は、久しぶりの再会のために一役果たしてくれました。BLOGの不思議な効用といえるでしょう。

 ボストンは今、季節はずれの大雪。今日、出発なのですが、予定したフライトに乗れるかどうか大いに心配です。

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プリマス・ビレッジ

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メイフラワー号の前で

 とりあえず写真だけアップします。あとで報告を追加します。今、猛烈に眠たいので・・・

 ボストンの市街地をざ~っと見て回りました。第一印象は、町並みがきれいだ、ということです。近代的なビルもたくさん建ち並んでいますが、トラディッショナルな風情をたたえた建物や町並みは、ボストンならではのものでしょう。
 町中には、有名なボストン大学や、ジャズからスタートしたバークリー音楽大学などがあって、学生もたくさんいるようです。ちなみに、バークリー音楽大学には3000人の学生のうち、300名くらい日本人がいるということも、小耳に挟みました。
 ただし、ボストンの物価は他の都市に比べてもかなり高いようで、学生が家賃を払うのは大変なようです。

 今日もよく働きましたが、最大の山場は、Union Oyster Hous でした。巨大ロブスターとの格闘は壮絶を極めました。(^_^;)
 なんと、このUnion Oyster Housはアメリカ最古のレストランだとか。う~ん、本当かどうかは、あやしいですが、いずれにせよ、ボストンではもっとも格式あるレストランの一つであることは間違いありません。
 わたしはロブスターは初めてだったので、かなり心躍らせる初対面となりました。大きさだけでなく、味も絶品。外見は、まさに巨大ザリガニといったところですが、中身はぎっしりとつまっており、日本の伊勢エビでは味わえないような重厚な歯ごたえとジューシーな味覚でした。
 今回の旅程は、森神学部長が一緒なので、財布の心配をしなくてもよいのが、安心感を高めてくれます。(^_^;)
 普段、よく働いているので、今回は、気持ちよく甘えさせていただいています。

 というわけで、胃袋がよく働いた、というのが今日のしめくくりの感想となるでしょうか。今日はデジカメを持って行くのを忘れたのですが、明日は、写真付きで報告できればと思っています。お楽しみに。

ボストンに無事到着しました。
飛行機の中でちゃんと眠れなかったので、今、猛烈に眠たいです。日本と米国東部時間とは14時間の時差があるのですが、慣れた頃には帰国という感じです。
ホテルでLAN接続できるので(1日10ドル)、ボストン旅行の一部をここでお知らせできそうです。

 今日のお昼頃、ボストンに向けて、関空を発ちます。
 あちらでパソコンが使えて、なお、時間的余裕があれば、ボストンからBLOGの更新をします。
 お楽しみに!

 遊びに行くんじゃありませよ~。(^_^;)
 同志社大学神学部とハーバード大学神学部および世界宗教センターとの学術協定締結のために、あちらの学部長やセンター長らと会うのが第一の目的です。うまくいくかな~

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