小原On-Line

新聞記事: 2005年12月アーカイブ

 小原克博 On-Lineに広島女児殺害事件に関連してコメントした記事を二つ掲載しました。
「ピサロ・ヤギ容疑者「悪魔が自分を動かした」」(『読売新聞』2005年12月2日、朝刊)
「広島女児殺害」(『朝日新聞』2005年12月6日、朝刊)

 読売新聞の方はまだ現物を手にしていないので、リンクを張っています。
 どちらも、ごく小さなコメントです。朝日の方は、最初はもう少し長くなる予定で、原稿の確認もしていたのですが、いろいろ事件が続き、紙面の関係で、大幅に縮小されました。仕方ないですね。

 毎日新聞に掲載された記事「京都を世界的な宗教研究の拠点に」(11月23日、朝刊)を小原克博 On-Line に掲載しました。
 京都・宗教系大学院連合に関する記事ですが、コンパクトに要点がまとまっています。これまでメンバーとなっていた6大学に加え、花園大学も新規に加わることも記されています。
 来年4月から開始される単位互換制度に関して、目下、細部の調整をしているところですが、やはり最初は何かと苦労があります。苦労の末、できあがった制度を、学生が最大限活用してくれることを願っています。
 また研究基盤が整ってくれば、そこで得られた成果を一般社会に還元できる機会を増やしていきたいと、個人的には思っています。

 昨晩11時過ぎに、読売新聞から電話があり、広島の女児殺害事件に関するコメントを求められました。2日朝刊に掲載されたようです(現物は見ていませんが)。なお、学生の話によると、よみうりテレビの朝の番組で、わたしのコメントが取り上げられていたとのこと。
 別に大したことは言っていません。「悪魔が体を動かした」云々の供述に関してです。「悪魔」という言葉を聞くと、非常に大げさに聞こえるが、日本語で「魔が差した」というのと大差ない、という趣旨のことをコメントしました。つまり、容疑者は計画的犯行でないことを主張するために「悪魔」を引き合いに出しているに過ぎないのであって、他の猟奇的事件と異なり、容疑者が独自の妄想的精神世界をもっていたわけではない。カトリック世界では、ごく普通に「悪魔」という言葉を使うので、大げさに扱う必要はない、といった感じで答えました。
 新聞には、もちろん、もっと簡潔に記されていると思いますが。
 ただ各紙とも、「悪魔が体を動かした」をかなり大きな見出しとして使っていますね。マスコミ好みのキャッチーな表現なので強調したくなるのもわかるのですが、わたしは、その言葉自体にさほど大きな意味はないと思います。そういう表現によって隠そうとしている犯罪心理の深層部分こそ、これから明らかにされるべきでしょう。

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