今日は、本願寺国際センターで「キリスト教における対世俗の姿勢」というタイトルの講演をしてきました。本願寺国際センターゼミナールは毎年、全体テーマが変わるのですが、今年は「真俗二諦の諸相-宗教的真理と世俗」というテーマが設定されており、その文脈の中で話しをしました。
ずばり言うと、真俗二諦がテーマです。真諦と俗諦は、出世間の法と世間の法、仏法と王法の区別として理解されていますが、両者をどのように関係づけるかが浄土真宗の歴史の中で繰り返し問われてきました。
ところが、最大の問題は真俗二諦の考えが、本願寺の戦時教学の中に組み込まれ、結果的に戦争協力を正当化した点にあります。したがって、現在の本願寺の中では、真俗二諦を忌むべき概念として拒絶する傾向があります。
ずばり言うと、真俗二諦がテーマです。真諦と俗諦は、出世間の法と世間の法、仏法と王法の区別として理解されていますが、両者をどのように関係づけるかが浄土真宗の歴史の中で繰り返し問われてきました。
ところが、最大の問題は真俗二諦の考えが、本願寺の戦時教学の中に組み込まれ、結果的に戦争協力を正当化した点にあります。したがって、現在の本願寺の中では、真俗二諦を忌むべき概念として拒絶する傾向があります。
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