今日は、関西セミナーハウスの「修学院キリスト教セミナー」に出席し、水垣渉先生(京大名誉教授)の話を聞きました。
午前中、関西セミナーハウスの運営委員会があり、その続きで、久々にキリスト教セミナーに参加しました。
講演テーマは「共同体の歴史としてのキリスト教」。水垣先生とは学会などの関係でよく顔を合わせるのですが、じっくりと話をうかがう機会はあまりなかったので、興味深く耳を傾けました。
キリスト教の歴史全体を振り返る形で、教会の多様化や「教派」への拡散のプロセスを語られました。しかし、そのような時代の趨勢の中にあって、キリスト教は「共通意思」のようなものを形成する必要があると語られたのが印象的でした。現実には、そのような方向付けが見出しにくいだけに、そうした主張はある種の希望(あるいは責任)を感じさせられました。