オプス・デイについて、おもしろい情報を見つけたので、紹介します。
まず、オプス・デイについての基本情報は下記のサイトで得ることができます。「ダ・ヴィンチ・コード」の中では得体の知れない秘密結社として描かれていますが、下記サイトは、何ともユーザーフレンドリーです。オプス・デイの信者になるにはどうしたらよいのか、などもQ&A形式で記されています。各国のサイトにもジャンプできます。
■オプス・デイ
http://www.opusdei.jp/
おもしろい情報というのは次の記事。オプス・デイの機関誌がダンテの『神曲』に描かれている預言者ムハンマド(地獄にいる人物として描かれている)を掲載して、ムスリム団体から批判されました。「世界キリスト教情報」から関連記事を転載しておきました。
その騒動に対する謝罪の記事です。しかし、おもしろいのは、同じ記事の中で、「ダ・ヴィンチ・コード」はオプス・デイをひどく描いている、と自分たちもまた犠牲者であることを語っていることです。秘密結社(?)らしからぬ弱気の姿勢に、かわいげを感じます。(^_^;)
■On the "Studi Cattolici" cartoon
http://www.opusdei.us/art.php?p=15087
◎伊カトリック誌もムハンマド風刺漫画掲載
【CJC=東京】カトリック宣教団体『オプス・デイ』(神の手)の月刊機関紙『スチューディ・カットリチ』(カトリック研究)3月号がイスラム教の開祖ムハンマドが地獄にいる漫画を掲載したことに、イスラム教団体から激しく反発、バチカン(ローマ教皇庁)もいるという。
漫画は、古代ローマの詩人ウェルギリウスがダンテ・アリギエーリの『神曲』でダンテと地獄、煉獄の世界を遍歴していく中でダンテに、「(体を)裂かれているのはムハンマドではないか」と尋ねると、ダンテが「そうだ。彼は社会に分裂をもたらしたから」と答えているもの。その中でパンツを下ろした人物をイタリアの対イスラム政策になぞらえた。
世界ムスリム連盟イタリア本部は漫画を「極端な悪趣味」としバチカンのイスラム専門家ユスト・ラクンザ・バルダ神父も「対話と相互理解につながるとは思えない」と遺憾の意を示している。
『オプス・デイ』は故教皇ヨハネ・パウロ二世によって「属人区」という独特の組織の形成を認められた。
ムハンマドを風刺するイラストはこの2月にデンマークの新聞に掲載され、世界規模でイスラム教徒の反発を呼び、暴力事件にまで発展した。