小原On-Line

日記・コラム・つぶやき: 2008年10月アーカイブ

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 やはり学期が始まると授業だけでなく、わんさか雑用が押し寄せてきて、けっこう忙しい日々を送っています。
 よい天気が続いているので、のんびりと秋風に吹かれたいところですが、なかなかそうもいきません。

 先日の記事で、南部陽一郎氏のノーベル賞の受賞に関連して、彼の本から「宇宙(コスモス)の秩序」への関心を深めたことを述べました。
 大宇宙の秩序もすばらしいのですが、野に咲くコスモスは心和ませてくれます。
 右の写真は、近くの川縁に300メートル近く続くコスモスの道で撮影したもの。愛犬の一匹、ノエルが秋風に吹かれながら、物思いにふけっています。
 このコスモス、毎年、一人の老人が一日5メートルずつ苗を植えて育てていると、うわさに聞きました。わたしも、そんな老人になりたいと思います。
 私は高校生時代、講談社のブルーバックス・シリーズを片っ端から読んでいくほどに物理好きの人間でした。数あるブルーバックスの中でも、とりわけ感激して読んだのが、南部陽一郎氏の『クォーク』でした。初版は1981年。
 その頃、南部陽一郎がすごい物理学者であるとは理解していましたが、その人がノーベル賞を受賞して、感動もひとしおです。
 難解な素粒子物理学を、実にたくみな説明によって解き明かしてくれます。
 素粒子物理学なんて、今まで縁がなかったという人にもおすすめの一書です。私は、これによって「宇宙の秩序」への関心が開花したと言っても過言ではありません。道を誤って(?)、物理学とはずいぶん離れた方向に来てしまいましたが・・・

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 1990年10月3日、東西ドイツが統一しました。この日を記念したレセプションが毎年、ドイツ総領事館によって催されています。今日、ヒルトン大阪でそのレセプションがあり、参加してきました。
 右の写真はその一幕ですが、右端の方で開会のスピーチをしているのがドイツ総領事のゲロルト・アメルンク氏です。

 ちょうど東西ドイツ統一の頃、私はドイツに留学していたのですが、あれからもう18年も経ったのかと感慨深い思いで、スピーチを聞いていました。1990年は冷戦終結の節目でもあり、ドイツに限らず、世界史的に見ても、意味のある年であったと思います。
 それにしても、しみじみ「光陰矢のごとし」です・・・
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