小原克博: 2013年12月アーカイブ
「聖戦論(2)──近代日本の場合」(講義「宗教と平和」第11
最終2話をつないでいる伏線は以下の聖書の言葉です(このフレーズの一部が繰り返されます)。「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」(旧約聖書・イザヤ書2章4節) 戦記ものが大半を占めるNHK大河ドラマのメッセージとしては、かなり特異なものであり、今の時勢に対するタイムリーな風刺となっています。
kindle本からの引用方法について説明した動画をアップしま
kindle本で読書をした場合、紙の本では考えられなかった
1990年(ドイツ留学中)にエジプトに旅行したときの写真です。カイロから南端のアブシンベルまで、かなり広範囲にわたって移動しています。当時、私は25歳。ろくなものを食べていなかったこともあり、かなりスリムです。
これらの写真は、ネガ・フィルムを使って、一眼レフ・カメラで撮影されたものなので、古いとはいえ、そこそこのクオリティを保っています。
同志社大学におけるチェーン・レクチャー「世界の宗教」の中で、私が担当した「ヨーロッパにおけるキリスト教の現状」の動画をアップしました。関心ある方は、ご覧ください。
昨日行われました加山久夫先生による講演「賀川豊彦における神
質疑応答も充実しており、なぜ、大きな社会貢献を果たした賀川
賀川豊彦の大きさにあらためて触れることのできた、よい機会
講義「宗教と平和」の第10回目「聖戦論(1)──神々の戦い、
案内が直前になってしまいましたが、明日、12月10日、賀川豊彦に関する公開講演会を、私の授業の一環として開催します。講師は、加山久夫先生。関心ある方はお越し下さい。
公開講演会「賀川豊彦における神および神の国」
宇宙には生命の不思議が充満している。そこには「宇宙悪」が働くが、それを超克する「宇宙意志」がある。賀川はその神秘を科学と宗教の二つの目をもって見る。そこに神を見、そこから「社会悪」と闘う力を汲み取る。この賀川神学の現代的意義を考えてみたい。
日時:12月10日(火)10:45-12:15
場所:同志社大学 今出川キャンパス
クラーク記念館2階 クラーク・チャペル
講師:加山 久夫
1936年大阪に生まれる。国際基督教大学大学牧師(1972〜80)、明治学院大学教員(1980〜2005)を経て、2005年4月より、賀川豊彦記念松沢資料館館長、明治学院大学名誉教授。日本基督教団横浜上倉田教会牧師を兼務。1971年、米国クレアモント大学院にてPh.D.取得(新約聖書学専攻)。著書に、『使徒行伝の歴史と文学』『ルカの神学と表現』などのほか、賀川豊彦に関する論文多数。
※本公開講演は、同志社大学大学院神学研究科 現代神学研究2「現代神学の課題(2)──神と世界」(小原克博教授)を一般公開するものです。
すきまの時間にコツコツと読み進め、今、ダン・ブラウン『インフェルノ』(Kindle版)を読了。おもしろかったです。宗教美術の教養も身につきます。これを読むと、フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブールに無性に行きたくなると思います。以前、内藤正典先生に案内されていったイスタンブールのある場所で、世界を揺るがす大事件が起こりました。
これは、キリスト教やイスラームを理解する上でも、けっこう役立つ本なので、時間があれば『インフェルノ』をテーマにした講演会をやってもよいなーと考えているところです。以前、「ダ・ヴィンチ・コード」でやったときには、建物に入りきれないほどの来場者があり、パニックになるのではないかと心配したほどでしたが、「インフェルノ」の場合は、もう少し落ち着いてできそうな気がします。
「正戦論(2)──キリスト教とイスラームの視点から」(講義「
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