小原On-Line

小原克博: 2011年4月アーカイブ

 CISMOR YouTube に村田先生へのインタビュー「リビアに対するアメリカの軍事介入──アメリカと戦争」を追加しました。
 昨日インタビューしたばかりの、できたてほやほやの動画です。
 私の質問に対し、的確かつ、よどみなく答える村田先生はさすがです。15分という短い時間で、アメリカの戦争理解のエッセンスが語られているように思います。

 先日のサミール先生へのインタビューに続き、今回は二回目のインタビューとなります。一応、月一回のペースで続けていきたいという野望を抱いています。


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 4月23日から24日にかけて同志社リトリートセンターで行われたフレッシャーズキャンプに参加しました。学生の参加者は80名ほど。
 7、8年前に参加したことがあるのですが、久しぶりだったので、内容の変化があるのかどうか等、興味津々で出かけてきました。
 新入生たちは、最初はかなり緊張した面持ちでしたが、プログラムが進むにつれて、表情が緩んでくるのがわかります。学部を超えた全学的な交流の機会は、やはり貴重です。

 今回私が一番驚いたのは、立食パーティーの豪華さでした。これまで何度もリトリートセンターでは食事をしてきており、変化の推移もある程度知っているのですが、今回は、この10年で最高のものでした。ホテルのビュッフェをはるかにしのぐ豪華さで、これは新入生にはかなりのサプライズであったと思います。料理長がかなりの凄腕の方のようです。

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 食後のデザートもすごかった。左の写真はケーキ・コーナーの一場面です(写真に写っていないところにもケーキが並んでいました)。
 列をなしながら、ケーキを見つめる学生さんたち(特に女子学生)の口から「やばい! やばい!」の言葉が聞こえてきました。こういうときに「やばい」を使うんですね。勉強になりました。
 今年度、同志社大学を会場として、京都・宗教系大学院連合(K-GURS)のチェーンレクチャー「宗教と暴力・戦争」が行われています。詳細は下記ページをご覧ください。


 今日は、その第二回目で大谷大学のロバート・ローズ先生に「仏教における暴力の克服─ティック・ナットハンの思想を通して」と題して話をしていただきました。
 Engaged Buddhismやティック・ナットハンについての概要は知っていましたが、あらためて丁寧に学ぶことができて満足感がありました。いずれも日本ではまだ十分に知られていませんが、日本仏教の魅力を高めるためにも、学ぶべき点は多くあると思います。
 他大学の先生の講義を集中して聞けるのは、このチェーンレクチャーの醍醐味です。今後も楽しみです。
 2008年度にインターネット授業として行った講義「建学の精神とキリスト教」(同志社科目、全14回)を YouTube にアップしました。
 総時間15時間となります。これだけのものを無料でアップさせてくれる YouTube の太っ腹にまずは感謝したいと思います。今回のアップが実現した背景には、いつからわからないのですが、私の YouTube アカウントにおいて、アップロードの制限時間15分がなくなり、それ以上の長い動画のアップが可能になったことによります。
 それまでは、アップできる動画の長さは15分以内(少し前は10分以内)に限定されていたため、長い講義をアップしようと思うと、5分割、6分割しなければなりませんでした。しかし、これはあまりにも面倒なので、今まで分割アップはしてこなかったわけです。
 何らかの条件をクリアーしたからなのか、理由はよくわかりませんが、ともかく長時間動画のアップが可能になったことにより、YouTube の利便性が私にとっては格段にあがりました。

 「建学の精神とキリスト教」は同志社大学配信のストリーミング動画としても見ることができるのですが、仕様上、Windows Media 形式で、これでは残念ながらマルチプラットフォームへの対応は難しいです。その点、YouTubeはほぼすべてのマルチメディア端末で視聴できますので、こちらにアップした次第です。

 2008年に収録していますので、何となく懐かしい部分も含まれていますが、大きな問題はないと思います。下の動画から全14回を見ていただくことができます(一気に見る人はいないと思いますが)。

 以下のリンクから一覧をご覧いただくこともできます。

 吉岡 斉『原発と日本の未来──原子力は温暖化対策の切り札か』(岩波ブックレット)を読みました。
 東日本大震災の直前に出版されたものです。63ページという薄い本なので一気に読むことができますが、考えさせられる重要なデータや論理がたくさん詰まっており、読み応えがありました。
 今回の原発での事故は、日本だけでなく世界のエネルギー政策に見直しを促すことになりましたが、議論の出発点として、おすすめできる本です。
 なお、副題にある「原子力は温暖化対策の切り札か」という疑問への答えは、本書によれば、No です。そうした主張が説得力をもて展開されています。


 震災に対する救援活動は、様々な形で活発化しつつありますが、宗教関係の組織も、比較的早い段階から活動を始めています。ただ、それぞれの教団が個別に対応するのではなく、可能な範囲で協力して支援に取り組むことを目的として、宗教者災害支援連絡会が結成されました。
 異なる宗教間で具体的な課題を共有して行う実践的な取り組みは、これまで、あまり例がありませんので、まずは情報交換から始まることになります。
 私は賛同者の一人として関わっているだけで、具体的なことは何もできていないのですが、まずは、このような組織が活動を始めていることをお知らせしておきたいと思います。
 2002年5月15日、NHK BS23 ワールドニュースで放送されたものをYouTubeにアップしました。カトリック教会の基本構造や、2001年以降、アメリカ宗教界を激震させてきた聖職者による児童への性的虐待問題の初期の事情を知 ることができます。番組後半で、私がコメントしています。
 すでに2001年から本格的な問題が露呈していながら、十分な対応をしなかったために、現在に至るまで尾を引く大問題となってしまいました。今ある問題の根の部分を知る上で、2002年時点の放送内容が皮肉にも、古びない内容として響いてきます。
 NHKからクレームが来れば、すぐに取り下げますので、関心ある方はお早めにご覧になってください。日が経っているので大丈夫だとは思いますが。

 在外研究レポート「グローバル・スタディーズと宗教研究」(『同志社大学広報』No.424)をアップしました。『同志社大学広報』は大学教職員向けの広報誌です。
 こういうのを見ると、アメリカにいたんだなーとしみじみ振り返ることができるのですが、在米中の生活と、帰国後の忙しさとの落差が大きすぎて、今や、カリフォルニアでのよき思い出が天の彼方にあるかのようです(泣)。
 創造的な研究を持続するためには、ある程度のゆとりが必須の条件ですが、日本の私立大学ではなかなか事情が許してくれません。
 明日から新学期が始まります。
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 この4月から同志社大学で、国際教育インスティテュート(IIE)という英語だけで授業をとり、学位を取得することのできる新しい始まりました。
 昨日、そのウェルカム・パーティーがあり、そこにかかわる先生や学生たちと初顔合わせをしました。
 学生はアジア系の学生が中心ですが、ウガンダから来ている学生もいました。インターナショナルな学生募集を含め、まだまだこれからですが、初年度ということもあり、熱い熱気を感じることができました。今後が楽しみです。
 私は、秋学期に、Introduction to Japanese Religion というコースを教えることになっています。
 3月29日、日本基督教学会近畿支部会で行った研究発表「生物多様性に対する神学的考察」を KOHARA Podcasts にアップしました。
 発表時間は20分なのですが、後半、時間に余裕がなくなってくると、かなり早口になっています。
 CISMOR講演会の動画を目下、YouTubeにアップする作業を続けていますが、いくらか蓄積ができてきましたので、お知らせしたいと思います。CISMORのトップページにも、三つほど動画をアップしていますが、すべてを一覧するためには、下記ページにアクセスしていただくのが便利です。

日本語のYouTube動画(英語も含まれます):http://www.youtube.com/CISMOR1
英語のYouTube動画:http://www.youtube.com/CISMOR2

 CISMORの動画は、これまで主として Windows Media 形式で配信してきました。これは、同志社大学の配信サーバが Windows Media 形式を使うためです。しかし、さすがに今日ではスマートフォンを含め、マルチプラットフォームで動画配信するためには Windows Media 形式ではどうにもなりません。そこで YouTubeへの切り替えを行っているという次第です。
 しかし、問題点もあります。YouTubeは標準で15分までの動画しかアップロードすることができないことです。つまり、70分の講演会であれば、ファイルを五分割してアップロードしなければなりません。これは面倒なのですが、しばらくは仕方ありません。

 今後も続々とアップしていきますので、まずは上記ページにアクセスしていただき、ぜひ「チャンネル登録」してください。チャンネル登録すると、新しい動画がアップされるたびに、ブラウザー上あるいはメールで通知されます。チャンネル登録者が増えてくると、一般ステータスから、長時間動画をアップできるステータスに移行できる可能性が出てきますので、どうぞご協力を! しかし、まずは魅力的なコンテンツをアップしていかなければなりませんね。

 今回、新企画として、インタビュー動画を作成、アップしました。下の動画は昨日できたばかりのものです。最近エジプトを訪ねられたサミール先生へのインタビューです。英語ですが、簡単なトークですので、今のエジプトを知りたい方はご覧になってください。民主化運動と軍隊との関係、ムスリム同胞団、コプト教会のことなどをサミール先生が語ってくださっています。
 国際情勢に対応した、こうした動画も随時アップしていきたいと考えています。

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