Bethany Congregational Church の若者たちと、滞在中最後となる LA ツアーに出かけてきました(Mariko さんが企画)。
朝8:30に出発し、夜11時過ぎに帰宅し、とても濃密な LA 滞在となりました。メインは、中華街における飲茶。一般的に飲茶(やむちゃ)しながら、Dim Sum (点心)を食べることから、飲茶というと点心を食べることと同義になっています。
朝早く出発したので、11時前には飲茶の目的地に到着しました。そこで、LA滞在歴の長い Akikoさんが合流しました。
点心を運ぶカートが所狭しと移動しており、自分の気に入った点心を見つけると、そのカートを呼び止め、注文します。見て選ぶので、メニューで注文するより安心です。
見慣れたシュウマイ風の点心から、見たことのないようなものまで、実に多種多様の点心がカートにはのせられています。売り込みがすごく、ぼっーとしていると、いくつもテーブルに置いていかれるので、きちんと要・不要を伝えなければなりません。押しの強さは、感動的ですらありました。
サンフランシスコ・マラソンが、あと1週間に迫っているため、しかも、すでに重量オーバーのため、食べる量を自制しなければならないと心に強く誓っていたのですが、おいしそうな点心の前で、私の決心は、もろくも崩れ去っていきました。
このミュージアムは、LAダウンタウンのリトル・トーキョー近くにあります。何度も、この前を通り過ぎているのですが、今まで中に入る機会がありませんでした。日系人の歴史、特に移民初期の時代から、戦時下における強制収容所の時代までを、様々な展示物によって見せてくれています。
パールハーバー以降、12万人もの日系人たちが送られたキャンプは当初 Relocation Camp や Assembly Camp と呼ばれていましたが、実質的には Concentration Camp と同じでした。1980年代以降、ロナルド・レーガン大統領やブッシュ(父)大統領の時代になって、戦時下における日系人の扱いが非人道的であったことを謝罪するメッセージが出されています。
キャンプに送られる直前、LAで最後の礼拝をした際の日系人牧師(メソジスト)の原稿も展示されていましたが、とても胸を打つ内容でした。
残難ながら、展示施設内は撮影禁止であったため、写真が一枚もないのですが、関心のある方は同ミュージアムのウェブサイトから、雰囲気を知っていただくことができると思います。
日本の学校でも、こうした日系人の歴史を積極的に学ぶべきだと思います。戦争が引き起こした悲劇を、別の角度から感じ取ることができるからです。
礼拝堂を訪ねたとき、偶然、結婚式の最中でした。英語とスペイン語(らしき言語)で式が執り行われ、時折、美しいピアノ(オルガン)演奏、歌唱がはさみこまれ、華やかで、かつ荘厳な結婚式の雰囲気を共有することができました。
礼拝堂の天井はとても高かったのですが、屋外のうだるような暑さにもかかわらず、礼拝堂内は、ひんやりとしていました。これだけの容積に空調を効かせるのは、とても大変だと思いますが、おそらく構造的に外気(暑さ)を遮断するようになっているのでしょう。
礼拝堂の側面には、カトリックの聖人や聖人に近い偉人たちの絵が描かれていました。様々な国籍の人々が描かれているのが印象的でした。
ちなみに、左写真の壁画では、マザーテレサやユニペロ・セラが描かれていました。
礼拝堂を出たあと、ギフト・ショップを訪ねました。大きなカトリック教会のギフト・ショップは、品揃えが充実しており、ながめるだけでも楽しいです。この点で、プロテスタント教会は太刀打ちできそうにありません。
ギフト・ショップ前で記念の写真を撮りました。この顔ぶれで、普段から、わいわいやっています。近々お別れしなければならないと考えると、心が痛みます。
ミュージアムと教会という文化的な施設を訪ねた後、食の達人 Mariko さんお薦めのクレープ屋がある
The Grove というショッピング・モールに移動しました。ハリウッドの近くにあるのですが、私はこれまで立ち寄ったことがありませんでした。
行って、びっくり。専門店や屋台風のお店、Farmers Market などが立ち並ぶ一大コンプレックスで、たくさんの人であふれていました。
昼頃に、これ以上食べることができないというほどの点心を食べたのですが、少し歩いたせいか、クレープはとてもおいしく食べることができました。
メニューにはたくさんのクレープの種類が書かれていましたが、スタンダードなデザート的なクレープを注文しました。写真は Tropical Crepe と呼ばれるものです。
クレープを食べたあと、The Grove の中のお店を見て歩きました(自由行動)。私はもっぱらウィンドウ・ショッピングですが、おっと目を引くものに遭遇しました。
なんと、LAのアップルストアーが目の前には立ちはだかっているではありませんか。
迷うことなく、入り口へと突き進み、あたりを見渡しました。iPhone 4 発見! 初めて実物の iPhone 4 を手にすることができました。同じ iOS 4が入っているとはいえ、私の iPhoen 3G とは比べものにならないほどレスポンスがきびきびしています。
次に試したのが、サイドの金属部分を握り続けること。今、問題になっている受信状態の検証です。強く握り続けると、受信バーがどんどん減り続けていく動画を何度が見ましたが、私が試しても何も起こしませんでした。この問題について、先日、アップルが記者会見を開きましたが、どういう形で落ち着くのか、まだ予断を許しません。
アップルストアーをくまなく回ったあと、合流地点に向かい、それから夜の食事のためにLAの北方向にある韓国料理店を目指しました。ハリウッドの中心部を抜けていくため、けっこう渋滞していました。
点心、クレープの次は韓国料理
BCD Tofu House。ここも、食の達人 Mariko さんのお薦めなので、味に間違いはありませんでした。豆腐鍋をベースに各種の韓国料理を注文しました。キムチやお総菜も、とてもおいしかったです。
とても充実した食い道楽 LAツアーとなりました。こうなると減量とか何とかいう気持ちは吹き飛んで、半ばやけくそ状態ですが、とにかくよい食の経験と、親好の機会を持つことができ、満足して帰路につくことができました。
帰宅後、体重計に乗りました。何と、2.5キロ増! さもありなん、という数字ですが、体重より大事なものは世の中にあります。明日から、再調整していきたいと思います。間に合うかな〜?