小原On-Line

小原克博: 2008年7月アーカイブ

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 枝豆を収穫しました。ぷりぷりの実がつまっていました。
 リンゴもいいですが、やはり夏は枝豆ですね。というわけで、右の写真では、白リンゴをさりげなく(わざとらしく?!)出しています。

 授業が終わって一息ついたのも束の間、今は、大量のレポートをかかえて、これからしばらくはレポートとにらめっこの日々が続きます。全部あわせると、600近いレポートがありますので、簡単には終わりません。

 レポートの山の前で途方に暮れながらも、よく書けたレポートに出会うと、救われる気持ちがします。
 まだ一部しか読めていませんが、宗教学6「戦争・正義・平和」の授業で、録音した音声のデータをPodcast配信したことに関しては、多くの方が感謝の言葉を「感想」の中で書いてくださっていました。特に、就職活動中の方は助かった、とのことでした。
 こういう言葉に出会うと、苦労した甲斐があったなと思います。


 論文「近代日本における「宗教間対話」――宗教概念の形成と政教分離を中心に」(『基督教研究』第70巻第1号)を掲載しました。PDFファイルをつけていますので、読みたい方はそれを印刷するのがよいと思います。
 宗教間対話を皮相なものに終わらせないための一つの方法は、自己批判を含む歴史研究を踏まえることであると思っています。この論文では、その入り口付近を示しているに過ぎませんが、考察の手がかりにしていただければ幸いです。
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 野菜は年によって、よくとれるものと、そうでないものがあります。同じように世話をしているつもりでも、毎年同じような収穫ができるわけではありません。
 今年は、いじちくと、なすびが豊作です。ほぼ毎日のように、いちじく、なすびをとることができます。

 反対に、かなり今年やばそうなのは、キウイ。昨年は豊作だったのですが、今年は木に元気がありません。

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 左の写真のように、おくらも最近急成長しています。最初、小さくひょろひょろだったので、先行き心配していたのですが、近頃はめっきりたくましくなってきました。

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 今後、期待できそうなのが、きゅうり。ようやく実がまとまって、なり始めてきました。
 先日のブログで紹介した赤ちゃんきゅうりも、右の写真のようになっています。写真では大きく見えますが、食べ頃になるまでには、もう数日待つ必要があります。

 各種トマトも、急成長中。
 暑いのは人間にとっては大変ですが、野菜たちにとっては急成長のエネルギーの源となっているようです。


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 K-GURSの研究会、評議会終了後、今出川キャンパスに駆けつけ、大学院・小原ゼミ生と合流した後に、清水屋なごみ出町柳店に移動して、ゼミコンパをしました。
 このお店は、京都らしいたたずまいのお店で、料理もおいしいです。
 写真をご覧いただくとおわかりいただけると思いますが、大学院のゼミ生は、20代、30代、40代、60代と多様な年齢層によって構成されています。
 笑いのツボや、話のネタの振り方が年代によって微妙に違いますので、それがかえって会話を盛り上げます。
 新入生の方は、ようやく最初の1学期が終わって、一区切りついたところでしょう。
 試験期間が終われば、夏休みが始まりますが、各人各様、夏の計画を立てているようです。
 一回り大きくなって、秋に再会できることを願っています。

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 7月25日、種智院大学で下記のように研究会が開催されました。

京都・宗教系大学院連合
第5回「仏教と一神教」研究会
◎テーマ:宗教と戒律
◎発表者:
 龍口明生(龍谷大学)
 「戒律と浄土真宗」
 前谷恵紹(高野山大学)
 「バラモン教にける戒律観」
 富田健次(同志社大学)
 「シーア派イスラームと戒律(シャリーア)--その意味と諸側面」

 種智院大学は真言宗の大学ですが、真言密教とは何か、という本質的な理解をめぐって、同じく真言宗の高野山大学の先生と、種智院大学の先生との間で激しい議論が交わされたのが印象的でした。
 こういう顔合わせや、テーマ設定は、K-GURSならではのユニークなものだと思います。この種の研究会を地道に続けていくことの意義をあらためて感じた機会となりました。

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 日中は本当に暑いです。暑さの中にも、ほっと一息つけるような「涼」を感じさせてくれるものが身近にあるといいですね。
 右の写真は、朝顔。ぼちぼち咲き始めていますが、朝顔は「涼」を運んでくれるたたずまいをしています。
 暑さのせいか、つる系の植物はぐんぐん生長します。朝顔は、一日で3〜5センチは伸びているように思います。

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 左の写真は、この世にでてきたばかりの、きゅうりの赤ちゃんです。黄色の花も目に栄えますが、きゅうりの表面にある繊細に光るトゲが、なんとも初々しいです。

 この時期には、昆虫たちもたくさんの種類を見かけるようになります。今日は、ちいさな、かまきりの赤ちゃんを見かけました。ちいさなとかげ、巨大な蜘蛛、いろいろいますが、機会があれば写真で紹介したいと思います。昆虫を含め、小動物はじっとしていないので写真撮影には苦労します。

 YouTube「初夏の収穫」を最後までご覧いただいた方はすでにお気づきの通り、私は「禁断の木の実」を手にしてしまいました。7月13日記事で、iPhone不要論を展開しておきながら、わずか数日後の出来事で、まったくお恥ずかしい限りです。人間がいかに誘惑に弱いか、反面教師として見ていただければ幸いです。

 ことの顛末を。
 発売日当日に販売店にまったく相手にされなかった私は「iPhoneなどいらんわ!」と息巻いていたのですが、その数日後、近所のイズミヤの携帯ショップで冗談半分に「iPhoneないですよね?」と尋ねました。京都の市内で一台も残っていないのですから、田舎の携帯ショップにあるはずもありません。
 ところが! 「ええ、3台ありますよ」との予期せぬお返事。しかも、私が望んでいたホワイト・バージョンががあるというのですから、私の動揺は一気にマックスに!!
 落ち着け、iPhoneなどいらん、と言っていたではないか、「禁断の木の実」に手をつけようというのか!と心を落ち着かせるものの、目の前にあるリンゴは「いかにもおいしそうで、目を引きつけ、賢くなるように唆していた」(聖書「創世記」3章6節)のです。

 とまあ、心の葛藤はあったのですが(わずか数秒ですが・・・)、あっさりと予期せぬ誘惑に屈して、iPhoneをゲットしてしまいました。

 聖書の「創世記」の失楽園の物語では、禁断の木の実を食べたアダムは「女」が悪いと言い、「女」は蛇が悪いと言って、責任転嫁をしています。私はイズミヤが悪い、と言います(笑)。
 失楽園の物語を追体験し、人間の罪深さにあらためて目が開かれました。みなさんも、よき教訓としてください。

 いや〜、それにしても、こんな身近に穴場があるとは思いもよりませんでした。田舎はすごいですね。行列に並ぶことなく、早々とiPhoneを手にした、ことの顛末でした。

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 近鉄・新田辺近くの焼き肉屋で食べました。
 神学部は1学年が60名程度なので、1学期もあれば、だいたい全員の顔を名前をおぼえることができます。
 最初はお互い緊張していた面々も、いまでは、かなり雰囲気のよい仲間同士になっています。このアットホームな雰囲気が神学部の一番よいところかもしれません。


 家庭菜園の様子をビデオで撮りました。
 なすは、順調に大きくなっています。すでに二つ食べましたが、美味でした。
 トマト、ピーマン、さやえんどう、キュウリなどは、食べられるまではもう少し時間がかかりそうです。
 キウイは、虫にやられているのか、少し葉が枯れているのが心配ですが、実はしっかりとなっています。レモンは、これからです。
 ざっと見ていただくと、最後に、え〜っ!という収穫もあります(禁断の木の実?!)。ほとんど衝動的にゲットしたものです。背後には紆余曲折の事情ありですが、まずはご覧ください。


 iPhone争奪戦が各地で繰り広げられたことは、新聞・テレビなどでも広く伝えられました。
 当日まで、各店舗への納品台数などは知らされていませんでしたが、全体的には、非常に少ないという印象でした。
 たとえば、京都駅横のビックカメラで100台ですが、近所の量販店などで興味本位で聞いてみると、5台とか10台程度でした。顧客をじらすのは、アップル流のビジネスのやり方なのかもしれませんが、手に入らなかった人で頭に来ている人は結構多いのではないかと推測します。

 新しいもの好きの私としても、大いに関心をそそられたことは事実ですが、今回の騒動の一端を見るにつけて、だんだんと気持ちが冷めてきました。
 気持ちが冷めてきたのには、さらに二つの理由があります。
 一つは、そもそも私は携帯電話を持っていませんので(大昔、持っていましたが)、高額の月額使用料をとられるiPhoneには、かなり、びびってしまいます。
 二つ目の理由は、昨日、iPod TouchのOS(ファームウェア)が2.0にバージョンアップして、機能的には、iPhoneにかなり近くなったということです(各種ソフトが使えるようになりました)。もちろん、電話、GPS、カメラなどの機能はないわけですが、いずれも私にとって必須の要素ではありません。

 ある部分、私はかなりのアナログ人間です。携帯電話に縛られることの楽しさが、まったく理解できずにいます。家族からも、しばしば馬鹿にされ、変人扱いされるのですが、携帯電話にわずらわされない「自由」は、私にとっては大事なものです。
 携帯電話への依存は、人間精神の根幹的な部分(自由、自律、独立性など)を脆弱にしているように思うのですが、それなしには生きれない人には、こういう問題はもはや気にならないのでしょうね。
 英国前首相のトニー・ブレア氏からメールが届きました。
 といっても、実は、ブレア氏が主宰しているTony Blair Faith Foundation のメルマガですが。この団体が設立されてからすぐにメルマガ登録していたのですが、メールが来たのは今回が初めてです。
 送信者がTony Blair となっていれば、ちょっとびっくりしますよね。メールソフトは、いかがわしいと判断したのか、迷惑メール・ホルダーに自動分類していました(笑)。
 この組織については、6月1日記事でも紹介しています。その後、TIME誌でも、この組織のことが取り上げられていました。

 トニー・ブレアからの今回のメールの趣旨は、マラリアで困っている人たち(特に、子どもたち)に蚊帳を送るためのキャンペーンへの呼びかけです。
 ブレアのビデオ・メッセージを以下のページから見ることができます。

 ブレアは首相在任中からきわめて宗教的な人物として知られていましたが、在任中には、宗教的な活動を完全に切り離していました。退任後、英国国教会からカトリックに改宗し、本来やりたかったことに本腰を入れているようです。
 上のビデオ・メッセージを見てもわかりますが、在任中のしぶい顔と比べると、今のブレアはとても生き生きとしています。
 ブレアの実践的取り組みには期待しています。


080630.jpg 6月30日、四条烏丸近くのDiningなごみで、学部のゼミコンパをしました。
 右の写真はお店の前で撮ったものです。美白効果にしろとか、目をぱっちりに修正しろ、とか注文がありましたが、とりあえず、ありのままの素顔で写っていただいています。
 右端の男子学生は、早稲田大学からの留学生の高橋さん。一年間、神学部で学んでいます。早稲田と同志社の学生気質の違いを聞くことができるのは貴重です。おそらく、彼は現在の神学部学生の中では一番よく勉強しているのではないかと思います。
 場を変えると、なかなか教室では聞けないような話も聞けて、やはりおもしろいです。アニメやゲームなど、おたくな会話にも花が咲きました。

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