小原On-Line

小原克博: 2007年4月アーカイブ

 小原克博 On-Line に「平和憲法ファンダメンタリストとして」(「現代のことば」)(『京都新聞』2007年4月25日、夕刊)を追加しました。
 昨今の改憲議論をある程度意識して書いたものです。
 集団的自衛権の行使など、これまで議論の俎上にすら上がらなかったテーマが、急速に現実味を帯びてくる時代となりましたので、平和主義の「根っこ」の部分を繰り返し考えておくことが大切だと思います。

 今週は本当に忙しくて、一日一日を過ごすので精一杯、という感じでした。仕事が二重三重に重なって、身動き取れない状況でした。

 月曜日には、はじめての学部ゼミコンパを行いました。今年のゼミは、なぜか全員女性。過去10年間、男子学生が一人もいないというのはありませんでしたが、今年はなぜかこのような状況に。
 悩むべきなのか、喜ぶべきなのか・・・ ともあれ、落ち着いた雰囲気の中で、ゼミでの学びをスタートしています。大教室の授業が多いので、少人数のゼミはほっと一息つける時間でもあります。

Img_0640  火曜日には、東京同信会で「一神教研究の現状と教会の課題」というタイトルで講演をしてきました。会場は、東京山手教会。渋谷のど真ん中にあります。
 すぐ近くにディズニーストアーがあって、Stich の大群が私を呼んでいたのですが、残念ながら時間の都合上、立ち寄ることができませんでした。
 右の写真は、後援会や総会が終わった後、参加者一同ですき焼きを食べているところです。懐かしい顔ぶれとも再会できました。

 土曜日、日曜日の両日にわたり、神学部新入生キャンプが予定されています。場所は、同志社びわこリトリートセンター。よい天気になりそうです。

 小原克博 On-Line に書評『折れない葦』(『京都新聞』2007年4月8日、朝刊)を追加しました。
 この本は医療と福祉それぞれの問題、そして、両者の狭間で起こっている問題を丹念な取材を通じて描き出しており、書評にも記しているように、おすすめです。

『折れない葦――医療と福祉のはざまで生きる』

 「建学の精神とキリスト教」の人数を予告され、心構えはしていたつもりだったのですが、1000人近い人数があふれかえる教室の雰囲気には圧倒されました。
 1000人の収容できる教室なのですが、実際には座れない(or 座らない)人が続出しました。
 教室変更をしたせいもあって、授業開始後も、ぞろぞろと列をなして履修者が入ってきて、結局、授業を開始したのは10分くらい経過してからでした。

 これだけの人数がいると、おしゃべりの騒々しさも半端ではありません。私語を注意すると、一時的にトーンダウンするのですが、5分もするとまた元に戻ってしまいます。
 一人ひとりは、よき学生であると思うのですが、集団になってしまうと、私語を押さえることがなかなか難しいようです。

 しかし、このままでは、本当にやる気のある学生に迷惑をかけることになりかねません。もう少しはっきり言えば、度を超した私語は、やる気のある履修者の「学ぶ権利」を侵害していることになります。
 具体的な対策として、当初成績評価の40%の割り当てを予定してた「出席点」をゼロにすることにしました。出席はとらないので、本当に学びたい人だけ来てください、ということです。
 このことを説明すると、え~っ!という声も聞こえましたが、「学ぶ権利」を守るためには、これくらいのことをしなければ現状は変わらないでしょう。
 教室の後ろの方(教壇からははるか彼方ですが)は、もはや別世界でした。

 出席をとらない宣言をしたので、来週の人数は激減するだろうと予想しています。どうなることやら・・・

070413 宇治に桜を見に行ってきました。宇治川沿いに咲き乱れる桜は、なかなかのものでした。
 満開を通り越して、散り始めていました。まるで蝶々が舞うように桜が舞っている姿も風情がありました。
 右の写真は、平等院鳳凰堂の前で撮影したものです。
 久しぶりに平等院を見ましたが、さすが世界遺産です。鳳凰堂はこの世において「浄土」を彷彿とさせるために建立されたそうですが、当時の人々とにとっては、まさに別世界への入り口のように思えたかもしれません。

■平等院オフィシャルページ
http://www.byodoin.or.jp/

070412  今週号(4/11発売)の「ニューズウィーク日本版」は「国際情勢入門」が特集となっているのですが、別冊付録として「キリスト教の基礎知識」がついています。右の写真はその表紙です。
 私が監修したもので、実際にはかなりの部分を私が書いています。15ページの小冊子ですが、短い説明や図表で何となくキリスト教がわかったような気にさせる内容となっています。
 何と言ってもフルカラーはいいです。地図の色分けが鮮明にできますし、写真もきれいです。
 本体の「国際情勢入門」もわかりやすく構成されていますので、おすすめです。
 関心ある方はお買い求めください。

■ニューズウィーク日本版
http://nwj-web.jp/

 4月放送中のスカパー!248CHの「研究室へ行こう」という30分番組で、私が登場しています。
 私はスカパー!ユーザーではないので(というより、そもそも普通のテレビ番組もほとんど見ませんが)、仕組みがよくわからないのですが、週に数回、4月の間中、放送されているようです。
 私は本日送られてきたDVDではじめて番組内容を見ました。テレビ用に随所「誇張」されているので、けっこう笑えました。
 たとえば、ナレーションの一つ。「小原教授の研究目的は・・・・」
「宗教の壁を越えること!」(←これがキャプションとして出てきます)
 こう堂々と言われると、けっこう恥ずかしいです。(^_^;) まっ、まじっすか~?と突っ込みたくなります。

 スカパー!ユーザーの方はご覧になってください。

スカイパーフェクTV 248CH
http://www.skyperfectv.co.jp/
「研究室へ行こう!」
放送日 月曜 18:30~19:00ほか
カテゴリー:Benesse Teens(高校生向け)
特色をもった大学の研究室を中心に、最先端の産学協同研究から各種の実践的研究、地域と連携した遊び心あふれるユニークなワークショップまで、さまざまな研究活動を幅広く取材しながら「学びの場」としての研究室を紹介していきます! (07年 30分番組)

070409 いよいよ待ちに待った(?!)授業が始まりました。同志社礼拝堂前の桜が美しく咲いていましたので撮影しました。

 月曜日は三つの授業が連続でありますので、いきなりトップギアで走るような感じです。
 その内の一つ「宗教学6」は例年70名程度だったのですが、なぜか今年は300名ほどの登録者があり、最初から教室変更したり、配付資料が不足したりで、てんやわんやでした。
 300名はなかなか多いです。それでも今出川に来ている学生(主として3回生以上)は、さすがに大人で、私語は(今のところ)ほとんど気になりません。

 私が今もっとも気をもんでいるのは、1・2年生が中心となる京田辺キャンパスの科目です。
 今日、言葉を失うような数字を聞きました。私が担当する同志社科目の一つ「建学の精神とキリスト教」の登録者数は、933名だそうです。
 いったい、どうやって出席をとったり、静かにさせたりできるのか、悩みは尽きません。どうなるんでしょうね・・・ (^_^;)

 4月1日には入学式や説明会を終え、ついに新学期が始まりました。前の学期の終わりから、今の時期に至るまで、実質的にゆっくりできる時間がほとんどないので、「えっ、もう新学期?!」という感じです。(^_^;)
 桜もだいぶ咲き始めました。京都界隈では、来週くらいに満開になるのではないでしょうか。
070403  桜ではありませんが、我が家では満開になりつつある花があります。
 右の写真にあるクリスマスローズです。よくわからないままに種を買ってきて植えたのが1年半ほど前。今年、ついに花が咲きました。
 クリスマスローズは、冬から春にかけて咲く花で、夏は眠っているそうです。たくさんの種類があるようなのですが、我が家で咲いているのは白と赤です(←大雑把な認識)。

 先日行われた京都・宗教系大学院連合の公開シンポジウムの概要を下記ページの下の方に追加しました。
 全体としては、けっこう楽しめました。山折先生はさすがにお話上手でした。このあたり報告したいと思いながら、時間不足でできていません。
 いずれ機会を見て・・・

■K-GURS 公開シンポジウム等
http://www.kgurs.jp/kenkyu/symposium.html

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