8月28日、「しが廃棄物問題・住民ネットワーク」の代表として、嘉田・滋賀県知事と会見しました。
このことはNHKの夕方のニュースで放送され、また、いくつかの新聞での紹介されたようです。とりあえず、ウェブ上で見つかった関連記事を下につけておきます。
「もったいない」をキャッチフレーズに終わらせないで、内実のある循環型社会の礎にしていく必要があります。しかし、その道のりは平坦なものではありません。ねばり強く取り組んでいく必要のあることを、今回の知事との会見でも感じさせられました。
■『京都新聞』8月29日記事
知事に凍結具体策申し入れ
市民団体、大津・廃棄物焼却施設計画で
滋賀県が大津市栗原に建設を計画している廃棄物焼却施設について、建設に反対する市民団体「しが廃棄物問題・住民ネットワーク」(小原克博代表)のメンバー7人が28日、建設凍結を掲げる嘉田由紀子知事と面会し、住民に対して凍結への具体策を示すよう申し入れた。
小原代表が「適切な時期に住民と直接対話し、凍結に向けたプロセスを示してほしい」と求めるとともに、「知事の凍結方針は全面的に応援する。手伝いたい」と嘉田知事を激励した。
嘉田知事は「新幹線新駅問題などが落ち着いたら対話の場を持ちたい」と答え、廃棄物行政の在り方について「ごみゼロ社会に向け、県民も気運を高めてほしい。県民から直接、(関連の)予算要求があっても良い」と述べた、という。
■『毎日新聞』8月29日記事
もったいない県政:攻防 ごみ焼却施設計画 住民団体、凍結へ支持姿勢伝える /滋賀
◇旧志賀町住民団体、県庁で知事と会談
嘉田由紀子知事が凍結の方針を掲げている大規模ごみ焼却施設の建設予定地・旧志賀町(現大津市)の住民団体「しが廃棄物問題・住民ネットワーク」のメンバーなど7人が28日、大津市の県庁を訪れ、嘉田知事と会談した。
この日は住民側から特に要望は行わず、知事に支持姿勢を伝えた。その上で、建設凍結の実現に向け、住民側から具体的にどのような助力ができるかを尋ねた。住民側によると、嘉田知事は、循環型社会構築に向けた啓発活動や、自治会単位でのごみ減量の実践と、それに伴うデータ収集などの方法を提案したという。
住民側はまた、凍結に向けた具体的なプロセスについても質問したが、知事は「まずはこれまでの報告書の内容などを再検討する作業部会を作る必要がある」と回答したという。