Conference of Inter-faith Dialogue 三日目
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会議の第三日目に入りました。
今日も、たくさんのスピーチがありましたが、右の写真にあるチュニジアの女性が、ジャスミン革命の際にフェイスブックがいかに役だったかを語った話は、さすがに説得力がありました。
もちろん、ソーシャル・メディアを悪用する人々(政府を含む)は、どこの国にも存在します。また、間違った情報を意図的に流す人々もいます。こうしたネガティブな側面に対する議論もなされました。
ディスカッションの中では、宗教間対話における女性の役割の重要性が強調されていました。女性が母となり、子どもを生んだ場合、子どもたちに寛容の精神を直接的に教えることができるからです。これに関連して、北アイルランドでは、紛争の和解のための話し合いが、母親たちの行進から始まったことが紹介されていました。
全体的に女性の積極的な発言が多く、日本における宗教間対話とは際だった違いを目の当たりにすることができました。
三日間の会議を終え、夕方からバスに乗って近場の見学に出かけました。以下、写真で紹介します。
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イスラーム文化博物館を訪ねました。閉館時間が迫っていたため、早足の見学となりました。
古い時代のコーランなど貴重な資料が多数陳列されていました。
その後、カタラと呼ばれる「文化街」を訪ねました。開発途上ですが、ふんだんにお金がかけられており、カタールの勢いのすごさを感じさせられました。カタールは天然ガスの輸出が世界第三位で、国民一人あたりのGDPは世界のトップクラスです。