国家宗教事務局
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3月15日、午後には国家宗教事務局を訪ねました。外務省の一部のようですが、すごく立派な建物で驚きました。聞けば、宮廷の跡地とのことでした。ここに何と100名もの専門員が働いています。立派な建物に、大勢のスタッフ。中国がしっかりと宗教政策を行っていることを内外にアピールしようとしていることが、うかがえます。
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今日は土曜日でしたので、本来は完全に休館なのですが、私たちのために二人のスタッフの方が出迎えてくれました。お二人とも、今風の若い女性でしたが、さすがにこういうところで働いているだけあって、しっかりしています(左の写真の左から二人)。
国家宗教事務局には、五つの公認宗教に対応するセクションがあり、また、それ以外の民俗宗教に対応するセクションもあります。
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国家宗教事務局の外側には、この機関直属の宗教書店がありました。宗教ごとに棚が用意されており、写真のように、キリスト教関係も想像以上に充実していました。
中国は、アメリカから、ほとんど毎年のように「信教の自由」が守られていないと厳しく批判され続けてきていますが、それなりに変化してきているようです。アメリカ的基準からはまだまだ不十分であることは間違いありませんが、国家(共産党)批判をしない限り、ほとんどの宗教は公正に扱われているようです。